情報メディア学科4年生のはこつきと、英語キャリア・コミュニケーション学科2年生のくるみです。
Studio KANUN(スタジオカヌン)の舞台を見に行きました!
Studio KANUNとは兵庫県西宮市にあるダンススタジオのこと。ヒップホップからバレエまで、さまざまなダンスを学ぶことができます。
このスタジオでは、学生広報スタッフのOGでありプロのダンサーとして活躍されている渡邉翠さんがインストラクターとして、また、学生広報スタッフをつくりあげた武庫川女子大学職員の田中梨恵さんが活躍されています。
例年、本学の文化祭に舞台枠で出場されており、文化祭の盛り上げ役も担っています✨
この舞台を毎年見に行っていた私たちですが、
今回は取材もしてきました!
インタビューのお相手はStudio KANUNのインストラクターであり振り付け師でもあるRIO / 碧海りおさん!
振り付け師の視点から見た、ダンスの世界に目が離せません👀
今回は、RIOさんが振り付けを担当した1曲目と3曲目のダンスを中心に紹介します♪
1曲目は 『さよならひとり』
舞台では初披露の新作です。
RIOさんの演出の特徴は、ただのダンスだけではなく、ストーリー性のある振りにこだわるという一風変わった演出です。今回の舞台でも独自のストーリーが表現されていました!
この曲では、桜の精が人間同士の恋をいたずらに引き離すというストーリーが。
もともと、この曲にはストーリーを付ける予定はなかったのだとか・・・。曲中の切ない・激しい音を聴いているうちに、ダンスにストーリー性を生み出したそうです。
「桜のイメージを一変させたい」と言っていたRIOさん。
ふんわり・優し気なイメージの桜を、強い・激しいイメージに。
普段イメージしている桜からは想像できないような、激しく、圧巻されるダンスでした。
衣装にも独特なこだわりが!
振りは洋風、女の子役は和風。和の象徴である扇子と着物の柄は洋風・・・。
これだけ挙げていても、和と洋を掛け合わせた一風変わったステージとなっていました。
2020年1月の定期公演でも披露されるそうです!よりグレードアップしたダンスを見られるのが楽しみですね。
3曲目は 『DOLL2019』
2019年1月の定期公演で好評だったこの演目を、武庫女祭でも披露✨
「定期公演よりもパワーアップしていた」というRIOさんのお墨付きです。
おもちゃが動きだし、主人公の女の子が、だんだんとおもちゃの世界に引き込まれていくというストーリー。
最後には・・・! 衝撃的な展開が待ち受けています。
ダンサーの衣装も、人形をイメージした いわゆるコスプレ風の衣装ばかり。
「自己満足なコスプレで人形を表現するのではなく、とにかくこだわってほしい。自己満足で諦めていたらそこで終わってしまう」とおっしゃっていました。何事も諦めずに高みを目指すことの大切さを感じられます。
また、人形の "かわいい" だけではなく、"怖い"面を引き出したかったと話されていました。
1曲目の『さよならひとり』の時もそうでしたが、イメージの付いたものにギャップを見出して表現することを大切にされている印象を受けました。
ダンスの振りを考えるだけでも大変そうなのに、そこにストーリー性を加えた上で、ダンサーを指揮しているRIOさん。
RIOさんはいつも、観客の気持ちを動かしたいという思いで振り付けをされているそうです。
ただ踊りを披露するだけではなく、ダンサーが役者になりきってお芝居のように披露するダンスが、RIOさんの創り出す舞台の特徴!
実際に舞台を見た私たちも、人形のカクカクした動きなどの表現力が素晴らしい、RIOさんの創り出す舞台の世界に引き込まれそうになる場面が何度もありました♪(´▽`)
そして、そんなRIOさんに「みんなをまとめるとき」や「チームでやり遂げるとき」のコツをお聞きしました!
RIOさんが実践しているのは「声を掛ける」こと。
テンションが下がったりやる気がなくなることには、何かしら理由がある!そういった考えを持つRIOさんは、さりげなく声を掛けることを実践しているそうです。
声を掛けるといっても「相談に乗る」こととは少し意味が違うようで、その子の友達から聞き出したりなど「ちょっと話をしてみる」という感覚に近いらしいです。
また、「やろうとしているのにできない・・・」という悩みを持つ子には
「人生山あり谷あり。底まで落ちたら後は上がるだけだから、一緒に頑張ろう」
そう声を掛けることで、次のステップへ踏み出そうとするやる気を引き出しているそうです。「一緒に頑張ろう」という優しい声掛けがポイント!
成功したら褒めることも大切。そうして士気を上げることで、自分自身の可能性を見出させることにつながります。
ダンスというみんなをまとめることが大切な世界の中で、貴重な意見を聞くことができました✨
RIOさん、貴重なお時間をありがとうございました!
そして、Studio KANUNの皆さん、これからも頑張ってください✨
💃 取材を終えて
Studio KANUNの舞台は何度か見たことがありましたが、今回の取材ではそのダンスの裏側を少し知れたことがとても新鮮でした✨
いつもすてきな世界を見せてくれるStudio KANUNのダンス。RIOさんのダンスに対するお話を聞いた上で次回定期公演を見に行けるなんて・・・!と、今からワクワクしています。笑
去年の文化祭で、映像×ダンスパフォーマンスを披露した時にも悩んでいた「メンバーをまとめるコツ」
今回の取材でRIOさんが実際に試しているコツを聞くことができたので、次につなげようと思います。
(情報メディア学科4年生はこつき)
私はRIOさんのお話の中にあった、「やろうとしていてもできない子にどう声を掛けるか」という話が印象に残っています。なぜなら、私自身も勉強やアルバイトで頑張っているのにうまくいかず、落ち込むことがあるからです。
RIOさんが実際に声掛けをしている言葉を聞いて、自分が落ち込んでいる人の立場だったら、とても気持ちが楽になると思いました。落ち込んだ時にRIOさんの言葉を思い出したり、私も実際に友達が落ち込んでいたら声を掛けたいと思います。
(英語キャリア・コミュニケーション学科2年生くるみ)
💡 NEWS
Studio KANUN関連の今後のイベントをピックアップ!
・Studio KANUN presents WORKSHOP
日時:10月20日(日) 15:00~16:30
場所:西宮スポーツセンター3階
料金:会員2500円・非会員3000円
☆ ダンス界で有名!タクヤ仙人さんがいらっしゃいます!スタイルはヒップホップです。
・にしのみや市民祭り
日時:10月26日(土) 15:23~15:30
場所:西宮市役所周辺・市民ステージ
料金:無料
・☆Dancing☆甲子園
日時:10月26日(土)
場所:西宮市役所周辺・屋外特設ステージ
料金:無料
☆ 2018年のこのコンテストで、Studio KANUNが優勝しました🎉 今年も優勝を目指します!
・定期公演
日時:2020/1/12(日) 16:30開演
場所:尼崎ピッコロシアター 大ホール
料金:前売券2000円・当日券2200円
ぜひStudio KANUNの世界を体感しに行ってみてください!💃✨