次期学長(2025年4月~)に高橋享子副学長を選出。本学初の女性学長が誕生します。
2024/09/25
学校法人武庫川学院は7月に開催した理事会で、武庫川女子大学の次期学長に理事・副学長で食物栄養科学部学部長の高橋享子教授が就任する事を決定しました。
瀬口和義学長の辞任に伴う就任で、任期は2025年4月1日から瀬口学長の残任期間の2027年3月31日までの2年間です。
瀬口学長は2018年4月、前学長の辞任に伴い就任。2019年4月、2023年4月に再任され任期途中でしたが、健康上等の理由により今年度限りで辞任することとなりました。
高橋副学長は武庫川女子大学の卒業生で、2024年4月、本学初の女性副学長に就任しています。女性が学長に就任するのは本学では1949年の大学開学以来初めてです。
本学は2023年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」に選定されています。これを受け、本学では2023年11月、女性研究リーダー育成推進センターを新たに立ち上げるとともに、研究者の交流拠点「武庫川女子大学 サイエンス・コモンズ」を開設し、若手研究者のすそ野拡大や上位職への登用などに取り組んでいます。高橋副学長は、現在、副学長、理事であるとともに女性活躍総合研究所の所長、さらに女性研究リーダー育成推進センターの副センター長として、この事業を推進する中心的役割を担っています。また、高橋副学長自身、女性リーダーを体現しており、研究者のロールモデル的存在でもあることから、新たな時代の新学長にふさわしいとして次期学長に就任が決定しました。
高橋副学長は大阪府出身。1974年、武庫川女子大学家政学部食物学科卒。1992年5月~1993年9月、アメリカ・バンダ―ビルト大学医学部生化学科生化学教室留学。
武庫川女子大学短期大学部 副手・助手・助教授などを経て、2006年武庫川女子大学生活環境学部食物栄養学科教授。2020年、食物栄養科学部開設に伴い学部長就任。同時に女性活躍総合研究所長に就任。2022年4月から武庫川学院理事。2024年4月から副学長。
博士(家政学・武庫川女子大学)。専門は栄養免疫学。
2016年栄養士養成功労者表彰(厚生労働大臣)、2020年学術教育功労(兵庫県)等、受賞多数。
日本栄養・食糧学会理事(2018年度~2021年度)、西宮市学校給食審議会副委員長(2012年度〜2023年度)。現在、全国栄養士養成施設協会常任理事、兵庫県栄養士養成協会理事。