武庫川女子大学PCRセンターは9月30日、業務を終了しました。2020年11月の開設以来、延べ1万人弱の検査を行いました。

　武庫川女子大学が2020年11月に薬学部に開設した武庫川女子大学PCRセンターは、2023年9月30日で業務を終了し、閉鎖しました。

 

　武庫川女子大学PCRセンターは、新型コロナウイルス感染拡大に対する学生・教職員の不安を解消し、新しい生活様式に沿った安全・安心な教育環境を確立するため、2020年11月、薬学部の既存の施設や検査機器、人材を活用して開設し、学生・教職員のほか、地域の安全・安心に貢献してきました。

 

　無症状者を検査対象とし、2020年11月から2023年9月までの間の検査実績数は、延べ9672人。内訳は、本学学生・教職員、附属中高・幼稚園・保育園の生徒・園児、近隣の高齢者施設、包括連携協定を締結している関西大学の学生・教職員などで、うち、本学学生は、7割余の7196人でした。

　また、検査の理由・目的は、実習、就職活動・採用試験、試合や演奏会などの部活動、体育祭・文化祭、オープンキャンパス、入試、国内外出張、合宿セミナー、イベント、帰省、試合観戦、介護施設や病院での面会などでした。

 

　新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5月8日から、季節性インフルエンザと同じ「5類感染症」に変更されたことを受け、PCRセンターのすべての業務は9月30日で終了し、閉鎖しました。

 

　PCRセンター長の篠塚和正・薬学部長は「リピーターの方や閉所間際までご利用くださる方もありました。開設から3年間、当センターの検査にご協力ご支援いただきまして、ありがとうございました」と話しています。