女子フットサル「アルコ神戸」の快進撃をデータで支援！健康スポーツ科学科・中堀ゼミがフィジカル測定を実施。

健康スポーツ科学科の中堀千香子准教授ゼミは12月13日、日本女子フットサルリーグで現在3位と好調な「アルコ神戸」のフィジカル測定を実施しました 。

■ 「強さ」を「動きの速さ」へつなげる科学的分析
5月に続き今年度2回目となる今回は、シーズン中の中断期における選手のコンディション変化を詳しく調査しました 。体組成や各種ジャンプ力、方向転換のスピードなど6種目を測定し 、特に「トレーニングで増えた筋肉が、実際のフットサルの動き（素早い切り返しなど）にどう活かされているか」を分析しました 。
中堀ゼミの学生たちは、前回の結果からの変化を分析し、「成長ベクトルの作成」によって各能力の伸びを一目で把握可能とするなど、チームや個人の課題を可視化したフィードバック資料を作成しました。

■ 卒業生・加藤正美監督との「母校連携」
チームを率いるのは、本学の卒業生である加藤正美監督（文学部 健康スポーツ学科・2014年度卒）です 。競技現場の最前線と、大学の専門知識を結びつけるこの取り組みは、選手の主体性を育む貴重な機会となっています。

加藤監督のコメント： 「測定データは日々の練習やコンディショニングに活用しており、選手が自らの身体を客観的に理解し、言語化する力にもつながっています。母校と連携し、この活動を女子フットサルの発展に繋げていきたいです。」

■ 今後の展望
今回の分析の結果、現在は「身につけた筋力を、フットサル特有の素早い連続動作に適合させる」段階であることが分かりました 。ゼミでは今後も継続的な測定を行い、データに基づいた質の高いサポートを通じてチームの勝利に貢献することを目指しています。