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臨床教育学研究科の金城富季子さんが、さわかみ投信「#かなえたい夢」プロジェクト2025の「夢応援者」に選ばれました。

2026/09/14

「人と犬の互恵性のある関係性」をテーマに研究している臨床教育学研究科博士後期課程1年の金城富季子さんが、さわかみ投信「#かなえたい夢」プロジェクト2025で「夢応援者」(最優秀賞)に選出されました。自身が取り組む「訪問犬がいるまちづくり」をエッセーにまとめて応募し、11408件の中からトップ4人に選ばれました。金城さんの「かなえたい夢」について聞きました。

 

カウンセリングルーム・アニマルセラピー研究所「poppys」を運営する金城さんは、元高校の先生。教師時代、不登校の生徒に対し、心に届く声かけができなかった後悔が、カウンセラーに転じる原点になったと振り返ります。

 

「誠意だけでは届かないし、逆に相手を傷つけてしまうこともある。適切な距離、適切な関わりを知るために、専門知識を得たい」と考え、大学院で臨床心理学を学びました。臨床心理士の資格を取得後、33年務めた高校教員を早期退職。さらに公認心理師の資格も得て2021年10月、不登校の子どもの支援に軸足を置いた「poppys」を開設しました。

 

「poppys」では、カウンセリングに愛犬のポピーが同席するドッグセラピーを取り入れています。「ポピーがいっしょにいると、改善率が大きく上がるんです」。犬を介在した心理療法の効果を明らかにしようと、かねてより科目等履修生として在籍していた武庫川女子大学大学院で今年、博士課程に進学。研究の一環として訪問犬プロジェクトに取り組んでいます。

 

訪問犬とは地域で支援を必要としている人を訪問する犬。海外ではよく知られる活動ですが、日本ではほとんど例がありません。金城さんが構想する「訪問犬のいるまち」では、高齢者の孤独の解消と見守りを兼ね、在宅の高齢者を定期的に飼い主と犬が訪れます。「最後まで面倒を見れない、などの理由で自分で犬を飼うのをためらう高齢者は多い。それなら、定期的にご家庭を訪問する訪問犬を地域に定着させたい」と語ります。

 

さわかみ投信から「夢応援者」としてサポートを受け、2027年4月から西宮市の小松小学校区を中心に、ボランティアの飼い主が犬といっしょに希望する高齢者宅を訪れるモデル事業をスタートします。実施にあたり、9月21日と9月28日に小松センターでボランティア募集説明会を行います。

 

原点となった不登校の生徒に、かけるべき言葉が今ならわかる、という金城さん。「頑張らなくていいよ、そばにいるよ、と言ってほしかったんだと思います」。教師として悩んだ経験が、前を向く原動力になっています。

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