活躍する卒業生#61 三遠ネオフェニックス広報担当 大前柚月さん(健康・スポーツ科学部2024年卒)
2026/11/05
「バスケットボールに関わりたい」という思いが高じ、初職の制作会社から、愛知県東三河と静岡県遠州を拠点とするプロバスケットボールチーム「三遠ネオフェニックス」の広報に転職。スポーツの幅広い知見と動画編集力を武器に、Bリーグに新しい風を吹き込んでいます。
高校までは選手、大学ではマネージャーとして常にバスケットボールとともに歩んできた大前さん。大学時代、バスケットボールの中継にアルバイトとして携わった実績を買われ、2024年、スポーツ中継をメインとする朝日放送系列の制作会社に就職しました。人に恵まれ、順調でしたが、主力のコンテンツは高校野球や阪神タイガースなどの野球中継。「頑張りが認められるほど、バスケットから遠ざかる」ジレンマを抱えていました。
2026年6月。Bリーグの変革期に間に合うよう転職を決意。当時の上司に包み隠さず伝えました。「繁忙期直前での転職で迷惑をかける。育ててもらった以上、不義理をして関係を壊したくなかった」と率直に振り返ります。
Bリーグでは26-27シーズンから、リーグ昇格に観客動員数などが反映されることになり、各チームとも広報のニーズが高まっていました。転職はとんとん拍子に進み、8月から新天地での勤務が始まりました。
シーズンが始まると、チームに同行して北海道から沖縄まで遠征が続きます。SNSやYouTubeでの発信に力を入れ、アウェーでのゲームでは、自らカメラを2台駆使して写真と動画を撮影。試合終了後、会見の模様まで収めて編集し、アップしています。「映像で心を動かし、バスケットボールの面白さを伝えたい。人の目に留まる発信を心掛けています」。臨場感あふれる映像はもとより、文字や音楽の入れ方まで、さすがのクオリティです。
そんな中、ヘッドコーチ代行としてチームを勝利に導いた女性スタッフのインタビュー動画が約5万回再生され、「これまで光が当たらなかったスタッフのかっこよさを伝えることができた」と、手ごたえを感じています。
学生時代、教職課程からスポーツビジネスやスポーツ栄養まで幅広く学んだことで「いろんな角度から競技を見ることができ、企画に生かせている。それが自分の強み」と感じています。「同級生はみんな、授業や部活動に全力で取り組み、手を抜く人がいなかった。その環境のおかげで頑張れた」。当時も今も夢に向かって走り続ける同級生の存在が、見えないエールとなって大前さんを支えています。



