まずは星の特徴についてです。
皆さんは星によって色が違うということをご存知ですか?
星には大きく分けて「赤く光るもの」と「青く光るもの」があります。
なぜ色が違って見えるのかというと、星の表面の温度が違うからです。
星の温度が低くなると赤く、高くなると青く見えます!
次に星座についてお話しします。
ギリシャ神話と12星座には密接な関係がある、という話を聞いたことはありますか?
もともと星座は、古代エジプトで星の並びを人の形などに見立てていたのが始まりで、
さらにギリシャに伝わって神話と結びつき、
広く親しまれるようになったと言われています。
今回は、本誌でも紹介した冬の星座のおうし座とふたご座に焦点を当て、
それらについて語られた神話をご紹介します。
まずは、おうし座についてです。
おうし座はギリシャ神話で全知全能の大神・ゼウスが恋焦がれた美しい王女・エウローペに近づくために化けた姿であるとされています。
また、おうし座の肩のところには、プレアデス星団が輝いています。
この星団は、日本では「すばる」と呼ばれ、多くの人に今も愛されています。
次にふたご座についてです。
ふたご座は、カストルとポルックスという2つの1等星が仲良く並んでいる星座です。
ほとんど同じ明るさの星が仲良く並んで輝いていることが日本でも興味を引き、
日本でも「めがね星」、「兄弟星」、「きんぼし様」など、たくさんの名前が残っています。
ギリシア神話では、大神・ゼウスと大妃・レダの間に生まれた双子の兄弟で、
仲良く暮らしていたカストル(兄)とポルックス(弟)は二人でしたが、
神性を持ち不老不死のボルックスとは反対にカストルは死ぬ運命にありました。
カストルが死んだとき、それを悲しんだポルックスは大神・ゼウスに、「自分も死にたい」と頼み、
その願いを聞き入れたゼウスが、二人を仲良く天に打ち上げ2つの星が仲良く並んでいると言われています。
大昔の人々が星を繋げ物語を生み出したように、
私たちも星空を見ると何か感じることがあるかもしれません。
このブログでは 紹介しきれていない星座がまだまだ沢山あるので、
興味を持った方は、ぜひ他の星座も調べてみてくださいo(^▽^)o
星や星座のことをたくさん知って、天体観測をさらに楽しみましょう!