こんにちは!日本語日本文学科4年生の見本です!
所属学科の見本(お手本)を名乗り続けて早4年目・・・。
何やってる学科なの?と聞かれて早4年目・・・。
みなさんは、自分の学科の授業で印象に残っている授業はありますか?
3年半学科の授業を受講してきて、印象に残ったものはたくさんありますが
今回は見本の「一番"キライがスキに変わった"授業」をご紹介します!
見本、実は日本語日本文学科なのに「古典」が大キライでした。
高校時代、古典の授業は夢うつつ(お昼ご飯のあとだったからかな?)
おかげで和泉式部の読み方も分からない状態でした。
いずみしきぶさん・・・ごめんなさい・・・。
しかし!
大学2年生の時受講した「中古文学購読Ⅱ」を通して
古典が少し好きに、そして今まで以上に文学が面白く感じられるようになったのです!
それは
「今も昔も考えていることはおんなじ」
ということを知り、古典作品に親近感を感じたからです!
確かに、古典作品は今から何百年も前にかかれたものです。
ですが、内容は令和に生きる私たちもかなり共感できるものがたくさん!
例えば菅原孝標女が平安時代中頃(1060年)に書いた「更級日記」!
作者の物語世界への幻想を中心とする半生を回想して記したもの。
この物語、実は「オタク気質な女の子」のお話なんです!
この作者は、皆さんご存知「源氏物語」に憧れて、憧れて、憧れまくっている女の子。
ですが、田舎に住んでいるためなかなか読むことができません。憧れは募るばかり・・・。
その思いが強すぎて、なんと等身像の薬師如来をつくってしまうんです!
その薬師如来に
「一刻も早く上京し、都にあるありったけの物語を読みたい」
と一心不乱にお祈りするその姿・・・。
まるで神棚に推しグッズを祀り
「ライブのチケットが当たりますように」
と祈るオタクとおんなじじゃないですか・・・!?
高校生の時から「更級日記」は知っていましたが、この作品を授業で扱ったことをきっかけに
「昔の人も私たちとおんなじこと考えてるじゃん!」と古典への親近感が増し、少しスキになりました♡
その他にも藤原道綱母「蜻蛉日記」や和泉式部「和泉式部日記」といった超有名平安文学の、高校の授業とは一味違った解釈を学ぶことができます!
もちろん、読者の数だけ解釈があるのであくまで授業で習う解釈は数ある中の1つにすぎないです。
ですが!
自分にはなかった解釈を学ぶこと、さらにそこから自分なりの解釈を見つけることで
キライだった古典をちょっとスキになるだけではなく、文学の面白さや奥深さも知ることができた授業でした☆
~余談~
現在見本は近代文学研究ゼミに所属し、それこそ憧れの太宰治「パンドラの匣」で卒業論文を書いています。
今までのレポート課題とは比にならないくらい大変でひいひい言っていますが、やっぱり好きな作家の好きな作品の解釈の1つを作るのは楽しいです!
これから執筆を進めていけばいくほどもっと楽しくなると思います!
目指せ2万字!目指せ後輩の見本となる論文!!
だてに「日本語日本文学科の見本」を名乗ってきたわけではないことを証明してみせるぞ!
応援よろしくお願いします♡
文学って楽しい!♡