武庫川女子大学短期大学部心理・人間関係学科及び健康・スポーツ学科の学生募集停止について
2022/05/02
このたび、学校法人武庫川学院は、武庫川女子大学短期大学部にある7つの学科のうち、心理・人間関係学科及び健康・スポーツ学科の2023年度以降の学生募集を停止することを決定しましたので、お知らせいたします。
心理・人間関係学科は、心理学を学びながら、自ら豊かな人間性を培い、広く情報を集め、社会に貢献できる実践力を兼ね備えた女性を育成するという理念のもと、1987年に人間関係学科として開設されました。2014年に現学科の名称に変更した後も、心理学を中心とした学びの精神は脈々と受け継がれ、短期大学において心理学を体系的に学ぶことができる全国でも数少ない学科として大きな役割を果たしてきました。
健康・スポーツ学科は、1955年に開設された体育科を源流とし、1989年に体育学科、2000年に健康・スポーツ学科へと発展しながら、約65年にわたって中学校の保健体育科の教員を養成してきました。近年では若者から高齢者までの幅広い世代の健康の維持増進・健康管理に関わるスポーツ指導者も養成しています。
両学科が輩出した卒業生数は1万人を超え、学校や企業、地域など幅広い領域で活躍しています。
学院は、昨今、入学者の多くを占める18歳人口の減少と4年制大学志向の傾向が年々顕著となる中、短期大学部のあり方について議論を重ねてまいりました。その結果、苦渋の決断として心理・人間関係学科及び健康・スポーツ学科の募集を停止するという結論に至りました。両学科の理念やこれまで築いてきた実績は、2023年度に開設予定(設置構想中)の武庫川女子大学心理・社会福祉学部及び健康・スポーツ科学部スポーツマネジメント学科へと発展的に継承します。
現在、当該学科に在籍している学生の皆様に対しては、卒業に至るまで現在の教育環境を継続し、進路・就職支援についてもサポートに万全を尽くしてまいります。また、卒業生に対する証明書発行やキャリア支援等については従来通り本学短期大学部において責任をもって対応していくとともに、本学院の支援の下、同窓会である「鳴松会」が中心となり、卒業生同士のネットワークを継続してまいります。
在学生、父母等、卒業生及び当該学科の運営にご支援・ご協力いただきました関係者の皆様に深く御礼申し上げますとともに、今回の決定についてご理解を賜りますようお願い申し上げます。
2022年5月2日
学校法人武庫川学院
理事長 大河原 量
武庫川女子大学短期大学部
学長 瀬口 和義