＜日本語/English＞ スマホをかざしてトイレで生理用ナプキンを無料で受け取れるサービスの実証実験が経営学部で始まりました。

An experiment that provides free menstrual products organized by the Department of Business Administration.

 

English below. 

 

「急に生理が始まった」「ナプキンを忘れた」。トイレの個室で人知れず焦った経験のある人は多いのでは。そんなとき、トイレで当たり前にナプキンを受け取ることができれば――。そんな女性の気持ちにこたえるサービスの実証実験が8日、経営学部で始まりました。

 

QRコードをアプリで読み取り、トイレで生理用ナプキンを無料で受け取れるサービス「トレルナ」。6月8日から8月4日まで、公江記念館の２、３、７階の女子トイレ個室にデバイスを設置し、実証実験を行います。女子大学として身近な「生理」にまつわる課題に切り込み、女子学生の声を集めようと、高橋ゼミ（高橋千枝子教授）のゼミ生が、トレルナを開発した株式会社「ネクイノ」（大阪市北区）との共同プロジェクトに参画。約2か月間、利用状況をチェックしてアンケート等で使用感やニーズを調査して改善につなげるとともに、生理にまつわる悩みや女性ならではの健康課題の把握を進めます。「トレルナ」の大学での実証実験は初めてです。

 

「トレルナ」は利用者がアプリを起動してQRコードを読み込めば、デバイスに収容されている生理用ナプキンを1回につき1個、入手できます。必要以上の取り出しができないよう、1か月の受け取り個数の上限が設定され、1度受け取ると、2時間は受けることができないようになっています。トレルナを設置したトイレ個室には、生理や子宮周りの悩みを相談できる場所や連絡先なども掲示する予定です。

 

学生たちは学内に利用を周知するチラシやポスターを制作。また、8日に学内で行ったメディア向け説明会で、テレビや新聞の記者にプロジェクトについて説明しました。経営学科3年の大西亜依さんは「生理の話題は女性同士でもオープンにしにくい面がありましたが、このサービスを利用する中でお互いの悩みを話すきっかけになれば」と話しています。

 

指導する高橋教授は「トイレットペーパーがトイレに常備されているように、生理用ナプキンが常備されている環境をつくりたいという企業の思いに共感しました。プロジェクトを通し、生理用品だけでなく女性特有の健康課題や悩みに目を向け、より生きやすい社会づくりにつなげていきたい」と話しています。

 

There are a number of challenging circumstances women must face when encountering the time of their menstruation cycle. A proof-of-concept experiment has been put place by the team of Business Administration to offer those in need of help.

 

The device, called “Tore Luna” allows the user to be given of the goods once the QR code is read through the application on their smartphones. The devices can be found in 3 locations of the ladies restrooms inside the KM Building.

 

The product works as almost like a vending machine but with limited use and no fee. There’s a limited number of usage per person, enabling one user to get a hold of one sanitary pad every two hours.   

 

The students of the Department of Business Administration took part in making posters and flyers as well as presenting their project to people of media. A third year student, Ai Onishi states “I hope through this project, women can open up and talk more freely about periods and problems we all face.”