＜日本語/English＞ 第5回武庫川女子大学M-COSMIC市民講座が開催されました。

The 5th M-COSMIC Citizen Lecture at Mukogawa Women's University was held.

 

English below. 

 

第5回武庫川女子大学M-COSMIC市民講座が11月19日、武庫女ステーションキャンパスで対面とオンラインで開催されました。武庫川化粧品イノベーションセンター（M-COSMIC）が、化粧品に関する正しい知識の普及を目指し、一般向けに開講。今年度の最終回となる第5回は、「ナチュラルって本当にいいの？天然成分と合成成分の都市伝説」と題し、薬学部健康生命薬科学科の南野美紀客員教授が講師を務めました。

 

南野客員教授は「天然由来」と銘打つ化粧品が「良いイメージ」につながる背景を紐解き、「天然」と「合成」の違いを詳しく説明。天然成分は品質管理が難しい側面もあること、合成成分は純度の高いものを作りやすく、天然より安全性が高い場合もあることを、過去の事例を挙げながら解説しました。そのうえで、「ナチュラルだから安全と過信しない」「SNS等の情報をうのみにしない」「スキンケアは保湿が重要。自分に合うものを」と、化粧品を選ぶ際の心得を伝授しました。

 

会場では薬学研究科の大学院生たちが受付やオンライン対応で協力。参加者の中には武庫川女子大学の卒業生の姿もあり、真剣な中にも和やかな雰囲気で今年度最後の講座を終えました。

 

武庫川化粧品イノベーションセンターは、大学・大学院における化粧品科学の研究推進と化粧品開発、地域や企業との連携、化粧（品）に関する適正な知識の普及と啓発を目的に2022年4月、設立。薬学部を中心に経営学部とも連携して運営しています。市民講座のほか、専門家向けのフォーラムやららぽーと甲子園でのイベント「武庫女スマイルフェス」への参加、オリジナル化粧品「MUKOism」の開発に取り組んでいます。また、健康生命薬科学科で開講している「化粧品開発論」と経営学部の「美容業界論」の企画発表会を合同で行うなど、学部学科を超えた連携が広がっています。

 

The 5th M-COSMIC public lecture at Mukogawa Women's University was held on November 19 at Mukogawa Women's Station Campus, both in person and online. The Mukogawa Cosmetics Innovation Center (M-COSMIC) offers this course to the general public with the aim of spreading accurate knowledge about cosmetics. The fifth and final session of this year's program was entitled "Is Natural Really Good? Urban Legends of Natural and Synthetic Ingredients," was given by Visiting Professor Miki Minamino of the Department of Health and Biopharmacy, Faculty of Pharmaceutical Sciences.

 

At the venue, graduate students of the Graduate School of Pharmaceutical Sciences cooperated in reception and online support. Among the participants were graduates of Mukogawa Women's University, and the last lecture of the school year ended in a serious yet open atmosphere.