食物栄養学科の堀内研究室の4年生9人が考えた健康な食事を、阪神電気鉄道社員食堂で提供しています。
2026/10/30
武庫川女子大学は、「健康経営」に取り組む阪神電気鉄道(本社・大阪市福島区)に協力し、現業部門の社員食堂2か所で10月19日、26日、11月5日の計3回にわたり、健康なオリジナルメニューを展開しています。食物栄養学科の堀内理恵教授(給食経営管理学)の研究室の4年生9人が考え、味の評価や食生活に関する意識についてのアンケートにも協力してもらい、卒業研究に生かします。
阪神電気鉄道の調査で、現業部門の社員は本社勤務の社員に比べ、野菜の摂取量が少ないことが明らかになっています。10月26日に提供されたオリジナルメニューは、「鯖じゃが、チキングリルハニーマスタードソース、切り干し大根のアラビアータ」で西宮食堂が51食、尼崎食堂は35食。前回は西宮食堂で25食、尼崎食堂で20食が早々に完売したため、提供数量を1.5~2倍に増やしたそうです。食堂入り口では、3年生7人が尼崎と西宮の食堂に分かれてメニューの説明や、「野菜をとることや減塩の大切さ」を呼びかけるために作成したリーフレットを手渡しました。
献立を作成した4年生は、「家や大学で何度も試作し、先生にアドバイスをもらいながら、その結果、彩りが良く、野菜をたっぷり使用しながらも塩分を抑えた、おいしく食べられる献立に仕上がりました」と満足そうです。堀内教授は、「社員食堂の食事は、健康な食生活を送る上で非常に重要です。献立作成では栄養バランスだけでなく、実際に社員食堂で提供できることも考慮する必要があり、食器に合った盛り付け量や見栄えを工夫しました。また、材料費や調理に必要な人員など、実際の運営条件に合わせることも求められます。野菜を十分に使用しつつ減塩にも配慮し、おいしさや見た目との両立を目指しました。マスタードや唐辛子といった香辛料を使うことで塩分を控えめにしたり、鯖も骨ごと食べられるように調理したりしてカルシウムを摂取できるように工夫しています」と話しています。
アンケートの感想欄には「あっさりして食べやすい」「魚を食べることができ、タンパク質も取ることができた」「味のバリエーションが豊富でおいしかった」という声がありました。阪神電気鉄道人事部の担当者は、「現業部門の社員は、不規則な勤務形態や体力を要する業務などの特性もあり、食生活の改善や生活習慣病の予防が課題です。これまでにも社員食堂でヘルシー献立を提供していますが、今回は学生の皆さんが考案してくださったメニューということもあり、多くの社員が興味を持って食べてくれました」と手応えを語りました。




