こんにちは!
日本語日本文学科4年生まみです。
今月は「おすすめの本」がテーマとなっていますが、皆さん本を読んでいますか?
読んでいる!という人もいれば、時間がなくてなかなか読めないという人も多いのではないでしょうか?
どうせ読むなら、より良い本が読みたいですよね!
そこで通学時間、ちょっとした空き時間に最適な本を厳選して紹介します♪
ここからおすすめの4冊を順番に紹介したいと思います!
ちなみに作者やジャンルはバラバラです。
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「酒浸りの元殺し屋」「優等生の裏に悪魔のような心を持つ中学生」
「腕利きの双子の殺し屋」「何かと運が悪い殺し屋」
偶然同じ新幹線に乗り合わせたさまざまな殺し屋たち。
おのおの目的を持ち新幹線に乗り込んだ殺し屋たちに順番に焦点が当てられ、話が進んでいきます。
初めは無関係だと思っていた登場人物たちがドンドンとつながっていくスピード感と伏線の回収は圧巻です。
そこが伏線だったのか!!ともう一度読み返したくなります。
一度読み始めるとページをめくる手が止められない!
1冊読み終える頃には、映画1本を見たようなスリルと満足感を得られるストーリーになっています。
②有川浩 『海の底』
ある日、突然発生した巨大な甲殻類「レガリス」の大群。次々と人を食べる謎の生物に町はパニック状態に。
そんな中、2人の海上自衛隊と子供たちがレガリスに辺りを囲まれ、潜水艦の中に閉じ込められてしまいます。
そんな彼らが過ごした救出までの6日間。
警察と自衛隊、米軍の駆け引き。
子どもたちの葛藤と成長。
自衛官と子どもたちの関係。
そしてレガリスが生まれた謎。
SF小説ですが、とてもリアルな駆け引きもあり読み応え抜群です。
有川浩さん節の恋愛部分もしっかり組み込まれています!
そして何より、登場人物の自衛官2人が格好良い!
読んだらその格好良さが分かるはず!!
「みっともない女になるな」という母の口癖に縛られ、恥ずかしいことはしてはいけないという思いと共に生きてきたドラッグストア店長の女性。
そんな彼女がドラッグストアでアルバイトとして働く男子大学生や鎮痛剤依存症の女性客などとの出会いを通して、少しずつ少しずつ変わっていきます。
誰しもが持つ人間の弱さやずるさが、痛みと優しさと共に描かれています。
まるで登場人物たちが自分の近くで普通に生活しているのではないかと思えるほど、一人ひとりに血が通っているかのような現実感があります。
特別な主人公ではなく、どこにでもいるような女性の人生の一部をのぞき見ているような物語。
決して何か大きな事件が起きるわけではありませんが、読み終わった後どこか心に残り、大切にしたくなるような一冊です。
昨年、岡田准一主演で『来る』というタイトルで映画化されたものの原作です。
「"あれ"が来たら、絶対に答えたり、入れたりしてはいかん―。」
それは、幸せなイクメンライフを送る田原秀樹が幼少の頃、祖父に言われた言葉。
その言葉から数十年後、"あれ"という言葉が指す"ぼぎわん"という化け物が秀樹の家族に迫ってきます。
果たして、彼らの運命は?
そしてぼぎわんの正体とは何なのか?
ゾクゾクが止まらないホラー小説です。
この物語は、とにかくぼぎわんが恐ろしい!
特に登場人物の追い込み方は、読み手であるはずの自分もとてつもない恐怖を感じます。
しかしこの物語、ただ化け物が出てくるだけのホラー小説ではないんです!
化け物よりももっと恐ろしい人間の闇。
同じ物事、人物でも視点を変えるだけでガラッと見え方が変わる怖さ。
そんな人間の恐ろしさも描かれています。
私も読んでいて、「ぼぎわんよりむしろ人間の方が怖いやん!」と思ってしまいました(笑)
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さて、ジャンルの全く違う本を4冊紹介しましたが、どれか読んでみたい本はありましたか?
たまには現実を忘れて、本の世界にはまってみてください♪
私も最近本を読めていないので、他のスタッフのおすすめ本を参考に、読みたい本を探そうと思います~
武庫女の図書館にもたくさん本があるので、ぜひ利用してみてくださいね☆