こんにちは!日本語日本文学科2年生の こむぎ です。
11月に入り、澄み切った風が心地の良い季節に
なりましたね!
さて、今月のテーマは【 秋の印象的な出来事 】です。
突然ですが、みなさんは 記憶に残る特別な瞬間 を
言葉にすることが出来ますか?
穏やかな景色 や 優しい匂い・淡い時間。
豊かに色を変える、繊細な " 季節 " 。
写真や感覚でしか 切り取れないような瞬間も、実は、
日本の漢字を使えば 上手く表現することが出来たりします!
今回は、私が 最近出会った 秋の美しい日本語たち を、
ご紹介したいと思います!
【 一葉(ひとは)の秋(あき) 】
風も吹いていないのに、ひらりと落ちる葉をみて
秋が訪れたことを感じる 情緒あふれる言葉。
【 秋(あき)の声(こえ) 】
風の鳴る音や木々が囁く声が、
秋になると 少し切なく聞こえる様子を表した言葉。
【 秋麗(あきうらら) 】
清々しく晴れ渡った秋を呼ぶ言葉。
吸い込んだ爽やかな空気に心躍る情景が浮かぶ。
【 天(あま)つ御(み)空(そら) 】
どこまでも広がっている空のこと。
「み」は、空を美しく呼んだ名前のことで、神や自然など
神聖なものを表す時に使われる。
引用:美しい和語や言葉を編む写真家。
古性のち Kosyo noci さん (@nocci_84) より。
いかかでしたか...!
言葉の意味から想像する、
自分だけの景色は 思い描けましたでしょうか。
私は、こうした言葉の存在を知ってから、
自然や季節・空 に目を向けて、
丁寧な暮らし を心がけるようになりました。
みなさんも 電車に乗っている時や 歩いている時など、
いつでも見れる 携帯の中の世界ではなく、
顔を上げて、今の季節でしか味わうことのできない
小さな幸せを探してみませんか?
11月3日は、文化の日です。
日本には、豊かな四季 や 美しい言葉・漢字 という
すばらしい文化 があります。
ぜひ、みなさんも一緒に
日本らしさを感じられる " 秋 " を 楽しみましょう!