こんにちは!食物栄養学科2年生の桃と情報メディア学科1年生のまりんです。
今回は糖尿病サマーキャンプについて取材しました!
皆さんは「糖尿病サマーキャンプ」というものをご存じですか??
夏休みに兵庫県立南但馬自然学校で、1型糖尿病の子どもたち30~40人が参加するもので、武庫女の食物栄養学科の学生がボランティアとして参加しています。
先日、このボランティアグループが日本糖尿病協会から小児糖尿病功労賞を授与されたんです!
今回はこのボランティアに参加している食物栄養学科4年生の松本知優さんにお話を伺いました。
Q.例年の活動について教えてください。
A.神戸大学医学部保健学科と武庫川女子大学食物栄養学科の学生が参加しており、例年では夏休みに4泊5日でキャンプをしています。4月から8月まで月1回ミーティングがあり、キャンプに向けて企画をしたり糖尿病についての勉強会をしたりしています。
Q.キャンプではどのようなことをしますか。
A.オリエンテーションや運動会、飯盒炊爨、肝試し、キャンプファイヤーといったことをしています。夜は年齢に合わせて劇やカルタ、ホワイトボードを使った勉強会等をします。
Q.現在の参加人数はどれぐらいですか。
A.武庫川女子大学40人、神戸大学40人の計80人程で参加しています。子供たち(キャンパー)は30〜40人が参加し、私たちは2人1組になって1人の子供をサポートします。
Q.コロナ禍で工夫した点や大変だった点は何ですか。
A.今年はオンラインでイベントを開催しました。バーチャルサマーキャンプを行い、各都道府県が毎年のキャンプの様子が見られる動画を作りました。工夫した点としては、キャンパーに「また来たい」「行ってみたい」と思ってもらえるようにしたことです。動画を作ることは難しかったですが、普段は来られない親御さんもキャンプの様子を見てもらうことができ、よかったです。
Q.ボランティアに参加したきっかけは何ですか??
A.子供が好きだったからです。子供と関わってみたいと思いました。また、参加者が食物栄養学科の学生のみだったので、専門的なことを学んで勉強できたらいいなと思いました。
Q.ボランティアに参加してよかったと思うことは何ですか??
A.キャンパーの成長を見られたことです。Ⅰ型糖尿病患者は少ないため、日常生活では同じⅠ型糖尿病の人に出会うこともなかなかありません。そのため、子供たちは不安になります。しかし、糖尿病サマーキャンプでは友達ができることで勇気につながったり、注射を打てなかった子供が打てるようになったりします。キャンパーの支えになることができることが嬉しいです。また、キャンパーから教わることも多く、自身の勉強にもなりました。
Q.リーダーになって大変だったことは何ですか?
A.新型コロナウイルスの影響で今までのリーダーの方々よりも仕事が少なく、大変だと感じることはあまりなかったです。しかし、せっかく入ってくれた1,2年生が活動に参加できていないことがもどかしいです。
Q.ボランティアに参加してどのように感じましたか?
A.最初は子供と関わりたいという気持ちが大きかったですし、今もその気持ちはあります。しかし、それ以上に楽しいことや学びがたくさんありました。4泊5日と聞くと長く感じますが、実際は一瞬でした。楽しかったという言葉だと軽く聞こえてしまうくらい本当に楽しく、充実した時間でした。
キャンパーの「参加してよかった」という声を聞くととても嬉しいです。
〜取材を終えて〜
コロナ禍でもオンラインでイベントを開催する等、子供達のことを1番に考えられていてとても良い活動だなと思いました。(桃)
糖尿病サマーキャンプについて知らなかったのですが、小学生に分かりやすく、かつ楽しく学んでもらえるように工夫が沢山されていて良いと思いました!(まりん)