お知らせ

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健康・スポーツ科学科の中堀ゼミが女子フットサルチーム「アルコ神戸」のフィジカル測定を実施

健康・スポーツ科学科准教授の中堀千香子ゼミでは5月18日、日本女子フットサルリーグ所属の強豪チーム「アルコ神戸」を本学に迎え、2025シーズン開幕直後の選手を対象としたフィジカル測定を実施しました。

 

アルコ神戸は2008年に神戸市で創設され、日本女子フットサルリーグの初代女王に輝いた実績を持つ日本を代表する女子フットサルクラブの一つです。全国大会でも数々の優勝を重ね、「神戸の街をフットサルで盛り上げていく」をモットーに、地域に根ざした活動を展開しています。

 

今回の連携は、クラブに本学科の在学生が所属していること、また監督が本学卒業生であることを背景に実現しました。全国トップクラスで活躍する女子アスリートを対象に、学生が直接支援に関われるという貴重な実践機会であり、学生にとっては、学内で学んだ理論を現場で生かす実践教育の場となりました。

 

測定では、スピード・アジリティ、ジャンプ力、間欠性持久力など、競技パフォーマンスに直結する体力要素を、本学のリソースである専用測定機器を活用して多角的に評価。ゼミ内では、事前に測定方法やデータ処理法を綿密に検討し、選手へのフィードバックまで見据えて準備を重ねてきました。当日は、測定・機器操作・記録・説明まで、すべてを学生が担当しました。

 

今後は、シーズンを通じての定期的な測定とフィードバックを継続的に実施する予定です。選手の体力や運動能力を客観的に把握し、怪我の予防やトレーニング内容の最適化、コンディショニング管理に貢献していくことが期待されます。学生からは「より効率的な運営」「計測精度のさらなる向上」といった前向きな課題も挙がっており、継続的な活動の中で質の高い支援体制の構築を目指して取り組んでいきます。

坂井教授が令和7年度 兵庫県高等学校体育研究会 神戸支部研修会で「みんながボールに触れるパスを使ったバスケットボールの攻撃づくり」を紹介しました

武庫川女子大学 健康・スポーツ科学科専門教育科目「バスケットボール」の授業で行っている実際の授業内容の一部を、現場の高校の先生にお伝えしました。
「ガイダンス, シュート*3, 審判法, 1stリーグ戦, パスを使った攻撃*5, 2ndリーグ戦, スキルテスト 」という授業の流れの中の「パスを使った攻撃*5回」の部分を取り出し、授業で実際に配布しているプリントを使いながら研修を行いました。
バスケットボールのゲームで「どう動いたらいいか・どこに動いたらいいか・いつ動いたらいいかわかならい」生徒達に、先生は「何を」「どんな順番で」「どうやって」教えていったら「自らバスケットボールらしく動けるようになるのか」について、プリントを使った知的な理解と、3on3や5on5を使った実践的な理解の両面から90分間研修しました。
「未来へパス」
「バスケットボールは恋愛力」
などのキャッチコピーも健在です^^;
パスの本質である「受け手が主役」を体得するためにオーディションと称したアピール合戦では、大の大人が思いっきり弾けて主役の座を争って大声を出しあう姿も見られ感動でした!
パス&ランを加える場面では、パッサーが「好きです!」と告白し、それを受けてリターンパスする側が「私も!」とパスを戻したり、「ごめんなさい!」ってパスフェイクから自分でシュートしたり…普段女子大で恋愛をメタファーにして遊んでる内容もそのまま実施しましたが、皆さん本気で大人の告白してました^^;
今日はバスケットボールが専門ではない先生方もたくさん参加されていましたが、最後の5対5ではしっかりと「バスケットボールらしく」動けており、普段授業で学生に伝えている内容が、実際の学校の授業の中でも十分に応用できることがわかりました!

健康・スポーツ科学科1年生が丹嶺学苑で日帰り研修を実施

 武庫川女子大学健康・スポーツ科学科の1年生が、初期演習Ⅰの授業の一環として、神戸市北区にある丹嶺学苑研修センターにて日帰り研修を実施しました。新緑がまぶしい季節、自然豊かな山間に位置する研修センターは、整った設備と開放的な空間が魅力で、本学科にとって毎年大切な学びの場となっています。本研修はAB組・CD組の2クラスに分かれて日程を調整し、それぞれが恵まれた環境の中で貴重な体験を積みました。

午前中は、野外クッキングとして「飯盒炊飯」と「カレーづくり」に挑戦。役割分担を行い、声を掛け合いながら協力して調理を進める中で、協調性やチームワークの大切さを学びました。火おこしや火加減、手際の良さが問われる作業でしたが、健康・スポーツ科学の学生にとっては協調性は得意分野。楽しみながら取り組み、それぞれのグループが個性豊かなカレーを完成させました。

午後からは、健スポ学科らしいスポーツ交流プログラムを実施。AB組は晴天のもと、ドッジボールなどのクラス対抗競技に大いに盛り上がり、仲間との一体感を深めました。一方、CD組はあいにくの雨に見舞われましたが、室内でのアクティビティを通じて、室内とは思えないほどの運動量と熱気で盛り上がり、活発な交流が行われました。

今回の研修では、共同作業やスポーツを通じて、仲間意識を育み、集団の中での自分の役割について考える良い機会となりました。参加した学生からは「クラス全体の雰囲気がより良くなった」「キャンパスの生活に慣れが出てきたり疲れも出てきたところだったので、非日常の環境で楽しい学びを経験してリフレッシュでき、残りも頑張ろうと思えた」といった声が寄せられ、学びと友情が深まる思い出深い一日となりました。

Camping 2025に招待された武庫女ダンス部がフランス・リヨンで国際交流

毎年、世界中のダンス教育に貢献している高等教育機関から30校が、フランス・パリに拠点を置くCN Dより招待を受けプロのダンサーとの創作プロセスを経験するCamping が開催されています。今年は17年目を迎え、武庫川女子大学も招待されました。Camping では学生同士の交流・学び合いに焦点を当て、毎朝、学生指導のレッスンが行われています。昨日6月20日は武庫女ダンス部が「なぎなた」の所作からヒントを得たレッスンを考案し、指導を担当しました。最後には南中ソーランを世界各国から集まった参加者全員に教え、最後には「どっこいしょ!どっこいしょ!」の掛け声の大合唱と共に踊り、盛り上がりました。

 

https://www.cnd.fr/en/program/group/4831-workshops-camping-2025

2025年度第1回オープンキャンパスが開催されました

6月22日(日)、武庫川女子大学では2025年度第1回オープンキャンパスが開催され、晴天にも恵まれ、多くの高校生・保護者の皆さまにご来場いただきました。ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。

当日は、健康・スポーツ科学部の両学科――健康・スポーツ科学科およびスポーツマネジメント学科の概要説明に加え、それぞれの学科における特色ある取り組みについて、教員および在学生からの発表が行われました。

健康・スポーツ科学科からは、松本裕史教授による「海外研修プログラムの歴史と展望」の紹介がありました。本学科が長年実施している海外研修の意義と、昨年行われたニューヨークでの研修について、実際に参加した在学生が登壇し、現地での貴重な体験やエピソード、研修を通して得た視点の変化、将来に向けた国際的な目標の芽生えなど、リアルな声を届けてくれました。

また、スポーツマネジメント学科からは、宇野博武准教授によるゼミ活動の紹介があり、2名のゼミ生が登壇。自身の研究テーマや取り組みについて発表を行いました。とくに、スポーツマーケティングにおけるオペレーションの柔軟性を、新たな質的研究手法を用いて分析・統合した研究事例は、来場者の関心を大いに集めました。

次回のオープンキャンパスは、7月13日(日)に開催予定です。
学科の学びや雰囲気を直接体験できる貴重な機会です。
皆さまのご参加を、教職員・在学生一同、心よりお待ちしております。

今季も甲子園STYLEがスタートしました。

武庫川女子大学 健康・スポーツ科学部の学生たちが、甲子園スタイルガイド掲載エリアのグルメや絶景スポットなどのオススメ情報を巡りながらレポートし、その公式インスタグラムを運営しております。その2025年度がスタートしました。第一回目は、阪急阪神マーケティングソリューションズ株式会社と西宮市都市ブランド発信担当の方とのキックオフが行われました。一年間、学生ライターとして西宮市のスポットやイベントを取材していきます。ぜひ公式インスタグラムをフォローください。

https://koshien-style.com/

第36回兵庫体育・スポーツ科学学会大会にて本学学生がポスター発表を実施 ~岸本さんが学生優秀発表賞を受賞~

令和7年6月8日(土)、神戸大学深江キャンパスにて開催された「第36回兵庫体育・スポーツ科学学会大会」において、本学健康・スポーツ科学科4年の髙嶋紗莉さんおよび岸本彩那さんが、学部学生によるポスター発表を行いました。

髙嶋さんは、「イベント招致戦略に関する先行研究の検討」(指導教員:宇野博武准教授)というテーマで発表を行い、地域活性化やスポーツイベント運営に関する研究的視点を提示しました。また、岸本さんは「女子大学アスリートの月経と生理用品に関する実態調査」(指導教員:中堀千香子准教授)をテーマに、女性アスリートに特有の健康課題に焦点を当てた実践的な研究成果を発表しました。

さらに岸本さんの発表は、テーマの社会的意義と発表内容の完成度が高く評価され、「学生優秀発表賞」に選出されました。

両名とも、初めての学会発表ながら、丁寧な準備と積極的な質疑応答を通じて、今後の研究活動に向けた大きな一歩を踏み出しました。

参加学生のコメントは以下の通りです。

【髙嶋紗莉さんのコメント】
「兵庫体育・スポーツ科学学会において、『イベント招致戦略に関する先行研究の検討』というテーマで初めて個人研究の発表を行いました。不安もありましたが、無事に終えることができ安心しています。発表後のディスカッションや懇親会では多くのご意見をいただき、大変貴重な経験となりました。卒業研究では姫路市への実践的な還元を視野に、さらに研究を深めていきたいと考えております。」

【岸本彩那さんのコメント】
「春休みから中堀先生のご指導のもと準備を進めてきた発表で、学生優秀発表賞をいただけたことを嬉しく思っています。当日は多くの質問やご意見をいただき、自分の研究への理解がより深まりました。この経験を今後の学びに活かしていきたいです。」

今後も健康・スポーツ科学部では、学生の主体的な学びと発表の場を積極的に支援し、学術的・社会的に意義のある研究活動を推進してまいります。

体操部が西日本インカレで団体・個人ともに優勝しました!

体操部が令和7年5月30日(金)~6月1日(日)にスカイホール豊田(愛知県)で開催された、「第75回西日本学生体操選手権大会」において、団体・個人ともに優勝しました◾︎団体
武庫川女子大学      優勝
(藤井夢、小谷みつは、平岡ひなた、星有夏、佐々木美和、宮崎絢叶)


◾︎個人総
小谷みつは            優勝
宮崎絢叶             3位


◾︎種目別
段違い平行棒 準優勝 宮崎絢叶
平均台 優勝 小谷みつは
ゆか 優勝 宮崎絢叶

たくさんのご声援、ありがとうございました。
8月18日(月)~8月22日(金)に開催される「第77回全日本学生体操選手権大会」への出場が団体、個人ともに決定しました。
団体6位入賞を目指し、部員一丸となり邁進してまいります。

関西学生舞踊連盟発表会にダンス部が参加

4月27日に関西学生舞踊連盟による合同発表会「gift」が開催されました。本学ダンス部からも2作品を発表しました。
委員長を務めたのはスポーツマネジメント学科3年の岡田亜弓さんは「多くの方々の温かい支えのおかげで、公演を無事に終演することができました。今後も感謝の気持ちを胸に、より一層精進してまいります。」と感想を述べ、今年度の活動に向け意気込んでいました。

豊永ゼミがキッザニアの万博アンバサダーに就任!!

ダンスにまつわる実践・研究を行う、豊永・村越ゼミは、大阪・関西万博「こどもミライ祭り」において、大阪府の特別支援学校の子供たちと共にダンスパフォーマンスを創作、万博会場にて披露することになりました。
これに先立ち行われた大学とキッザニアとの協定式にで特別パフォーマンスを行うとともに、「アンバサダー」への任命を承りました。
今後は、数回にわたるWS形式でのクリエーションを経て、8月7日に万博EXPOアリーナにてパフォーマンスを行います!

 

https://www.kidzania.jp/sdgs/kidzfuturematsuri/

【速報】令和6年度 公認アスレティックトレーナー実技試験にて健康・スポーツ科学科学生が現役合格!

 令和6年度 公益財団法人日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー専門科目検定試験(実技)の結果が発表され、
本学 健康・スポーツ科学部 健康・スポーツ科学科(令和7年3月卒業)の保科 永美さんが現役合格を果たしました。

この結果により、保科さんは日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー資格を取得いたします。
この資格は、選手を支えるアスレティックトレーナー資格の中でも最難関の資格として知られています。

保科さんは、日本女子フットサルチームに所属する現役アスリートでありながら、大学での学業と両立しつつ、資格取得に向けて地道な努力を重ねてきました。

4年次11月に理論試験を突破すると、卒業論文の執筆や競技活動に加え、年末には競技中に手術を要する大けがを負うという困難にも直面。
それでも挑戦をあきらめることなく、2月の実技試験に向けて懸命に練習と学修を重ね、今回の快挙を成し遂げました。

今後、本学科ホームページにて、保科さんの合格までの軌跡や想いを語った特集インタビュー記事を掲載予定です。ぜひご覧ください。

本学 健康・スポーツ科学科は、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの免除適応コース認定校として、女性アスレティックトレーナーの育成にも力を注いでおり、今後も実践的かつ高度な専門人材の育成に取り組んでまいります。

鳴尾高校硬式野球部を対象に、学科横断型のクラブ活動支援を実施

―― 食とスポーツ科学による多職種連携型トータルサポート

本学では高大連携事業の一環として、教育提携校である兵庫県立鳴尾高等学校に対し、クラブ活動支援を継続的に実施しています。

その一環として、鳴尾高校硬式野球部の選手たちに対し、
健康・スポーツ科学科と食創造学科がそれぞれの専門的資源を活かし、学科横断でトータルサポートチームを編成するプログラムを展開しています。

アスレティックトレーニング(健康・スポーツ科学科:中堀千香子准教授ゼミ)、メンタルサポート(健康・スポーツ科学科:田中美吏教授ゼミ)、栄養指導(食創造学科:今村友美准教授ゼミ)といった多面的な支援により、実践的かつ現場に即した支援が可能となっています。

今回、その取り組みの一環として、本学栄養科学館にて身体測定会を実施し、以下の項目を中心に選手の身体状況と運動パフォーマンスを把握しました。

 
体組成

 
骨密度

 
推定ヘモグロビン濃度

 
筋力(握力・下肢筋力)

 
ジャンプ能力(パワー)

さらに食事調査もあわせて行い、今後は測定データと照合しながら、個々の選手に対して
より実践的な栄養・コンディショニング指導を進めていきます。

これらの測定・分析には
、中堀ゼミ(健康・スポーツ科学科)および今村ゼミ(食創造学科)に所属する学生が主体的に参加。学生たちにとっては、大学で学んだ知識や技術を高校スポーツ現場に応用する貴重な機会となり、実践力の養成や将来の専門職理解の深化につながる有意義な学びとなりました。

この取り組みが目指すのは、単なる競技力の向上にとどまらず、
発育・発達段階にある高校生アスリートを、心身ともに健やかに次のステージへ送り出すためのトータルサポートです。
スポーツ現場においては、食事量の調整のみならず、
運動内容やライフスタイル全体を考慮した多面的な支援が求められます。今回も、トレーナー、メンタルトレーナー、管理栄養士など多職種が連携し、それぞれの専門性を融合させた支援が実現しました。

今後も健康・スポーツ科学科では、教育と連携の融合を通じて、学生と地域の双方が成長する取り組みを積極的に推進してまいります。


 

試合シーズン真っただ中

武庫川女子大学陸上競技部では毎年、達磨に必勝祈願を込めて、試合に臨んでいます。今年の達磨は紫色。大願成就を成し遂げるため、精進します!

宇野准教授の研究チームによる学術論文が早期公開されました!

スポーツマネジメント学科、宇野博武准教授の研究チームによる学術論文が早期公開されましたのでお知らせします。

タイトルは「プロスポーツクラブにおけるオペレーションの柔軟性:Gioia法による概念開発」です。
流通科学大学の山口志郎教授との共著論文です。
日本体育・スポーツ経営学会が発行する学術誌『体育・スポーツ経営学研究』にSFMのとして掲載されました。

プロスポーツクラブのビジネス活動は、勝敗の予測不可能性と顧客の感情喚起など種々の要因にともない、予期せぬ出来事がたくさん起こります。このビジネス活動の難しさを、サービス分野における「オペレーションの柔軟性(operational flexibility)」という概念のもとで検討しました。方法論的にはGioia法という質的研究法のテンプレートの一つに依拠しています。理論面では、サービス・ロジックという北欧学派サービス・マーケティングの知見が前面に出ています。

論文は下記URLにおいてご覧いただけます。ぜひご参照ください!
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmpes/advpub/0/advpub_390002/_article/-char/ja/

『体育の科学』2025年4月号の特集内での解説!(田中美吏教授)

『体育の科学』(杏林書院)の2025年4月号における特集「パフォーマンスにつながる基礎体力要素の適用範囲と限界」内で、田中美吏教授が「思考や意思決定を含めたパフォーマンスの包括的理解」のタイトルで解説を行っています!

2025年度 マリンスポーツ実習が終了しました!

今年度のマリンスポーツ実習はこれまでと同様に学内での演習に加え、沖縄県国頭村で行いました!
学内演習ではプールにおける救助法を教わったり、カヌースプリント競技日本代表選手を指導されたご経験がある先生から水上競技におけるコーチングを学ぶ機会を得ました。
国頭村での実習ではダイビングやウィンドサーフィン、カヌーの知識と技術を体得しました。また、受講学生を生徒に見立て、学内演習で立案した海中水泳プログラムの模擬指導を行いました。加えて、海における救助法を学び、プールでの救助法との違いを実感しました。フレスコボールやビーチピラティスについても経験しました。さらに、トップアスリートが使用する運動施設を見学し、施設の管理方法や地域を活性化するためのスポーツ合宿誘致の方法等を学ぶことができました。実習最終日には学内および国頭村での学びを活かすため、旅行プランを発表するコンペを行いました。コンペでは修学旅行やスポーツに関わるツアー等のプランを立案し、実習で行ったプログラムがどのように活用できるか、様々なアイディアを出し合い、仲間とともに議論し、その成果を発表しました。
受講学生からは、「私はこのマリンスポーツ実習で初めての経験を沢山した。自然豊かな場所でピラティスをして骨盤から動かすことや呼吸の大切さを覚えた。ダイビングやウィンドサーフィンなどでは、普段できないことをする貴重な時間を過ごすことができて、学ぶことが多くあった。マリンスポーツは風や気候などにより、海に出れるか出れないかが変わってくるので、適度に天気予報を見ることをしないといけないと分かった。救助法では事前にプールでしたのとは感覚が全く違って、波が強く、助けに行く時や呼吸の確保をする時も自分が溺れそうになるくらい大変なことだと分かった。もし自分がする時があったら、慌てずに自分の身の安全確保も忘れずしようと思う。」「学科合同にすることにより人間関係も深めることができました。沖縄の自然に触れることで綺麗な海をこれからも維持できたら良いなと思いました。また、スポーツ施設を見学することでスポーツマネジメント学科の学生は運営法などを学ぶことができ、貴重な時間を過ごすことができました。」「今後就活する際に職業の中にリゾートホテルのスタッフがあることを学び、考える幅が広がりました。また、普段経験しないスポーツを経験することで、これからのスポーツ人口増加に繋げられたら良いなと思いました。」といった感想が寄せられました。
本実習の目的はマリンスポーツやビーチスポーツの知識、技術を体得し、水辺の活動を指導、企画・運営できる能力を身に付けることにあります。
実習での学びを卒業後の進路先や生涯スポーツに活かせるように、今後に期待しています!!

特集インタビュー:秘書検定 健康スポーツ科学部の2名の学生が優秀な成績をおさめ個人賞を受賞しました。

――部活動と学業の両立、そして未来への一歩

秘書検定は、社会人としてのマナーや常識、ビジネス文書の作成や電話応対など、あらゆる職業に共通する基礎的なスキルを身につけることができる資格です。令和6年度の秘書技能検定試験において、武庫川女子大学は高い合格率を評価され、団体で文部科学大臣賞を受賞しました。さらに、特に優秀な成績を収めた受験者に贈られる個人賞に、本学から2名が選出されました。

受賞したのは、健康・スポーツ科学科4年でソフトボール部に所属する伊達朝香さん(日本秘書クラブ 奨励賞)と、スポーツマネジメント学科3年でソフトテニス部に所属する広川さくらさん(実務技能検定協会 優秀賞)といずれも健康・スポーツ科学部所属の学生が受賞するという快挙です。2名とも日々の部活動と学業を両立しながら資格取得に取り組み、見事な成績での合格を果たしました。

本記事では、それぞれがどのように挑戦し、学び、キャリアと向き合ってきたのか。ご紹介します。

 

自信と行動力が未来を切り拓く

健康・スポーツ科学科4年 伊達 朝香さん(ソフトボール部)

――秘書検定に挑戦したきっかけは?

「先にサービス接遇検定を授業で受講して、学ぶ内容がとても面白かったんです。言葉遣いやマナー、文書の書き方など、これまで何となくでやっていたことを“正しく学ぶ”ことができたのが新鮮で、そこから『もう一段階レベルアップしたい』という思いで秘書検定に挑戦しました。」

部活動と両立しながらの勉強は簡単ではありません。講座が五限(夕方)に設定されている日には、練習を休んで出席する必要があり、部活との両立に悩むこともありました。しかし、「自分の将来のため」という思いを強く持ち、地道に学び続けました。

「同期と2人で受けたんですが、お互いに励まし合って。授業の課題以上に過去問を解き、間違えた問題を徹底的に復習しました。部活で忙しい日も、空いている時間を使って少しずつ勉強を続けたんです。」

――勉強してみて一番印象に残ったことは?

「敬語の使い方とビジネス文書ですね。正しい言葉遣いを学べたことは、バイトや面接の場面でとても役に立ちました。“なんとかになります”はNG、“こちらでございます”が正しい、など細かい違いを知ることができたのが大きかったです。」

 

――資格取得後、将来への思いに変化は?

「昔漠然と持っていたマスコミに関わるという目標が、三年生のインターンをきっかけに再燃しました。今は地方局の採用試験に挑戦中で、最終選考まで進んでいます。秘書検定を通して学んだ“印象づくり”や“正しい伝え方”は、伝えることが大事な職種にとって不可欠な力だと感じています。」

――最後に、今後の目標を教えてください。

「“信頼される大人”になることが目標です。人前に立つ仕事であればなおさら、丁寧な所作や言葉遣いは信頼につながります。部活だけでは得られない“社会人としての強み”を、資格取得を通じて身につけられたことに感謝しています。」

 

英語とマナーで広がる進路の選択肢

スポーツマネジメント学科3年 広川 さくらさん(ソフトテニス部)

――秘書検定を受験した理由は?

「TOEICのスコアアップに取り組んでいた頃、大学の資格サポートセンターの方に『社会人基礎力を高めるための資格も取ってみたら?』と勧められて受験を決めました。秘書検定はどんな業種にも役立つ内容が多く、汎用性が高いという点も魅力でした。」

広川さんの学びは、TOEICとの並行学習というハードなスケジュールの中で進められました。ソフトテニス部の練習や長時間の通学時間もある中、勉強時間を「通学の電車の中」や「空きコマ」に絞って工夫を重ねました。

「使った教材は1冊だけ。あれこれ手を出すより、与えられた教材を繰り返し解くことで力をつけました。過去問を5回は解いたと思います。時間がないからこそ、効率よく、集中して勉強する姿勢が身につきました。」

――どの学びが特に印象に残っていますか?

「やはり“敬語”と“手紙の書き方”です。アルバイトでも無意識に使っていた表現が、実は間違っていたことに気づいて、正しい言葉を学ぶことの大切さを実感しました。」

――これからの進路はどのように考えていますか?

「明確に職種は決まっていませんが、英語を使って人と関わる仕事に就きたいと考えています。観光地でのアルバイトで、外国の方と話す楽しさに気づいたことがきっかけです。秘書検定の勉強で身につけた接遇のマナーや言葉遣いは、きっとどの業界でも生きてくると思います。」

――受験を迷っている後輩たちにひと言お願いします。

「どんな資格でも、受けて損はありません。就職活動だけでなく、自分の成長に直結する学びが得られるので、ぜひ挑戦してみてください。」


学びを形に、未来を描く力に

今回のインタビューで共通していたのは、「行動力」と「自分のために学ぶ姿勢」。部活動で培った継続力や集中力を、資格取得という新たな挑戦に結びつけ、未来に向かって一歩ずつ踏み出している二人の姿は、同じ道を歩む学生たちに大きな刺激と勇気を与えてくれます。

秘書検定は、単なる“就活対策”の枠を超え、「信頼される大人」として社会で活躍するための基礎を築く資格です。敬語や文書作成、接遇マナーといった内容は、あらゆる職種において必要とされる実践的スキルでもあります。

本学健康・スポーツ科学部では、専門的な運動・健康・スポーツ科学の学びに加え、社会で求められる人間力や実践的スキルの涵養にも力を入れています。競技力向上だけでなく、教職・公務員・一般企業への進路にも柔軟に対応できるよう、キャリア支援や資格取得のサポート体制も充実しています。

今回、個人賞を受賞した二人の学生は、そのような学びの環境を存分に活かし、自らの目標に向かって努力を重ねてきました。スポーツに真剣に向き合いながらも、学びを止めることなく、未来を切り拓こうとする姿勢は、まさに健康・スポーツ科学部の教育理念を体現するものです。

全米ダンス教育機構(NDEO)のジャーナル Journal of Dance Education に村越教授、東出非常勤講師(共通教育)の論文が掲載されました。

健康・スポーツ科学科村越教授がお茶の水女子大学、橋本有子講師、本学非常勤講師の東出益代先生と共同執筆した学術論文が、Journal of Dance  Educationに公開されました。論文「Somatic Feedback Design for Ballet Studios in Japan: A Case Study on Integrating Somatic Education in Ballet Training(日本のバレエスタジオにおけるソマティック・フィードバックのデザイン: バレエトレーニングにおけるソマティック教育の統合に関するケーススタディ)」です。                

 
https://doi.org/10.1080/15290824.2024.2447561

松本ゼミの学生がミズノ株式会社大阪本社でプログラム体験会および社内見学に参加しました!

松本ゼミでは、実践的な学びを通じて課題解決力を育成するPBL(Project-Based Learning)授業を積極的に展開しています。今回、ミズノ株式会社の協力を得て、松本ゼミの学生が大阪本社でプログラム体験会および社内見学に参加しました。

 

プロジェクトテーマは「若年女性の運動・身体活動支援」。学生がその手段として注目したのが、「ながら運動」です。ながら運動とは、「仕事し“ながら”、生活し“ながら”、どんな人の日常にもムリなく楽しくフィットする、超カンタン&ユニークなエクササイズ」のことで、ミズノ株式会社がプログラムとして展開しています。

 

今回の訪問では、専門インストラクターの指導による「ながら運動」プログラムを体験し、プログラムの魅力を探りました。後半では、普段は入ることができない研究施設などを見学しました。

 

参加した学生からは、「今回の訪問は、ながら運動や施設についての知識を深めるだけでなく、企業の考え方やコミュニケーションの大切さを再認識できる貴重な時間となりました」などの声が寄せられました。

 

ながら運動(https://jpn.mizuno.com/program/nagara

健康・スポーツ科学部 2025年度最初のオープンキャンパスを開催しました(2024年3月22日)

2025年度入試に向けた武庫川女子大学健康・スポーツ科学部の最初のオープンキャンパスが、2024年3月22日(金)に開催されました。

当日は、健康・スポーツ科学科およびスポーツマネジメント学科それぞれの学科説明が行われ、参加者の皆さんには、実際の授業風景を映像でご覧いただきながら、大学での学びのイメージを膨らませていただきました。多くの方が熱心に耳を傾け、メモを取りながら真剣に聞き入っている様子が印象的でした。

健康・スポーツ科学科では、玉腰和典講師が登壇し、中高保健体育科教員という職業の魅力や、授業づくり、採用試験への取り組みについて紹介。教職を目指す高校生にとって、具体的なイメージが持てる内容となりました。

スポーツマネジメント学科では、宇野博武講師が、学生の学会発表にもつながった部活動参加に関する調査研究を取り上げ、学生が実際に発表内容を紹介したのち、スポーツを社会的に捉える視点の重要性や学びの広がりについて分かりやすく解説しました。

参加された皆さんが、両学科の学びをより深く理解し、今後の進路選択に向けた大きな一歩となる機会になったことと思います。

次回のオープンキャンパスは、2025年6月22日(日)に開催予定です。
学びの現場をぜひ、体感しに来てください。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

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