お知らせ
大学院修士課程1年 藤木日菜さんが「全日本選手権・モーグル」第3位に輝きました!
札幌市ばんけいスキー場で3月24日に行われた「第44回全日本スキー選手権大会・モーグル種目」(主催:公益財団法人札幌スキー連盟、公益財団法人北海道スキー連盟)で、藤木日菜さん(健スポ2024年3月卒、2024年4月から大学院修士1年)が第3位に輝きました。
藤木さんは今シーズンを振り返って「目標としていた優勝を果たすことはできませんでしたが、練習の成果を出し切り、初めて全日本選手権で表彰台に乗ることができ、とても嬉しいです。今シーズンの大会は終わりですが、シーズンを通して見えた課題克服のため引き続き練習に取り組みたいと思います」と話しています。
松本裕史教授が、MBSの経済番組でチョコザップのヒットについて解説しました。
健康・スポーツ科学科の松本裕史教授が、2024年3月20日放送のMBS(毎日放送)の経済バラエティ番組「風さん桶さん〜たどった先に儲けの秘密が!〜」に出演し、チョコザップのヒットについて解説しました。同番組は、「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざのように、ヒットの原点にある意外なきっかけや、そのトレンドがどんな未来につながるのかを調査する経済バラエティ番組です。番組は動画配信サービス「TVer」やMBSの公式サイトで一定期間、閲覧可能です。松本教授は番組内の9分くらいから出演しています。
●風さん桶さん〜たどった先に儲けの秘密が!〜| TVer
https://tver.jp/episodes/ep76k27ink
●風さん桶さん〜たどった先に儲けの秘密が!〜|MBS動画イズム
https://dizm.mbs.jp/program/kazesan/episode/1
大学院 健康・スポーツ科学研究科の修了式が行われました!
3月20日(水)に本学の大学院の修了式が行われました。
健康・スポーツ科学研究科からは5名の修了生が輩出されました。
誠におめでとうございます。
宇野講師の研究チームによる学術論文が早期公開されました!
宇野博武講師が所属する研究チームによる学術論文「地域密着型プロスポーツ組織のレジリエンス:PLS-SEMによる検討」が学術誌『体育・スポーツ経営学研究』に早期公開されました。同論文は、高知工科大学の前田和範先生を筆頭著者とする共著論文です。
論文は下記URLにおいてご覧いただけます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmpes/advpub/0/advpub_380001/_article/-char/ja
2023年度第2回目の日本トレーニング指導者協会(JATI)公認トレーニング指導者認定試験に合格しました!
先日、2023年度第2回目のJATI公認トレーニング指導者(JATI-ATI)の認定試験が開催されました。
本学からは4名が合格いたしました。これまでの努力が実り、将来トレーニング指導者として輝かれることを期待しています!
今年度の認定試験は、あと1回となります。資格取得に挑戦する学生はまだまだいますので、引き続き応援したいと思います。
<学生コメント ※下記は合格者3名から提供されたコメントとなります。>
「私はクラブ活動があり、試験前は恐らくクラブ活動やバイトなどに追われて試験勉強に費やす時間がまとまって取れないと思ったので3ヶ月前から隙間時間などを使ってコツコツ勉強していました。勉強とクラブ活動を両立させる中で今回合格することが出来て本当によかったです。この資格を取得したことで就活の選択肢と可能性を広げることができたので、この資格を活かしてここから就活や卒業後の進路に向けて頑張りたいと思います。」
「試験1ヶ月前くらいから、最低でも問題集を3周できるように予定を組んで、テキストを読みこむようにしていました。部活動の疲れもあり、予定通りに進まないことが多く不安でいっぱいでしたが、無事に合格することができて嬉しいです。資格を取得しようと思ったきっかけが、「整骨院を営んでいる両親の仕事のサポートをしたい」という想いです。取得できたからにはしっかりサポートして日々の恩返しをします。」
「武庫川女子大学の健康スポーツ科学部に入ったので、様々な資格を取得し、将来の自分に役に立てたらいいなと思い、受験しました。授業で学んだことを思い出しながら、「絶対に合格したい!」という気持ちを忘れずに努力し、その成果が結果として現れたので嬉しかったです。これからも様々なことを諦めずに挑戦していきたいなと思います。」
新健4年 藤木日菜さんが「モーグル・アジアカップ」総合優勝に輝き、ワールドカップ代表に選出されました!
札幌市ばんけいスキー場で3月3日に行われた「第95回宮様スキー大会国際競技会」(主催:公益財団法人札幌スキー連盟、公益財団法人北海道スキー連盟)で、藤木日菜さん(健康・スポーツ科学科4年・競技スキー部)が優勝しました。
この結果、「アジアカップ」総合優勝が確定し、次シーズンのワールドカップ出場権利を獲得しました。
「アジアカップ」とは国際スキー・スノーボード連盟が公認する大会の中で、日本、韓国、中国などの大陸間で開催される国際大会です。総合優勝した選手には、次のシーズンのワールドカップ出場権が付与されます。
藤木さんは「目標としていたワールドカップの出場権利を得ることができ、嬉しく思います。世界に通用する滑りができるよう、これからもトレーニングや練習に取り組んでいきます」と話しています。
藤木さんは、今春より本大学大学院健康・スポーツ科学研究科修士課程に進学します。
ららぽーと甲子園で開催された「第6回武庫女スマイルフェス」に健康・スポーツ科学科学生が出展しました
2月17日(土)・18日(日)の2日間にわたり、西宮市のららぽーと甲子園で行われました「武庫女スマイルフェス」に健康・スポーツ科学科から中堀千香子准教授ゼミが出展しました。
「武庫女スマイルフェス」は武庫川女子大学の取り組みを地域の人に知ってもらおうと、三井ショッピングパーク「ららぽーと甲子園」と合同で毎年行っており、今年で6回目となります。
各学部のゼミや学内ボランティア団体など16団体が参加し、ショッピングモール1、2階でパネル展示やワークショップを行いました。
中堀ゼミは17日(土)のみの出展でしたが、昨年、学内向けに行った第3の生理用品認知度向上のための啓発イベント「ハロー!フェムテック」を武庫女スマイルフェスにむけて母親世代の女性向けに内容を更新し、母娘、家族で一緒に考えるきっかけとなるようワークショップを企画しました。
幅広い年代の方々に多数お立ち寄りいただき、日頃の学びの成果を地域の方々へお伝えすることができるかけがえのない機会となりました。
今後も女性のためのWell-being向上にむけて健康課題への対応について発信していきます。
健康・スポーツ学科中堀ゼミが小学生女子野球大会「N-PRIDE CUP”W”」に学生救護ボランティアブースを開設しました
2月4日(土)・5日(日)の2日間にわたり、西宮市浜甲子園運動公園内野球場を中心に行われたN-PRIDE CUP ”W”(主催:N-PRIDE CUP’W’実行委員会)に健康・スポーツ科学科の中堀千香子准教授ゼミの学生が学生救護ボランティアとして参加し、大会をサポートしました。
この大会は「野球の聖地 西宮」を掲げる西宮市スポーツ少年団主催で行われる西日本を中心とした約20チームが集う女子学童の野球大会で、武庫川女子大学も大会協賛しています。
第6回となる今回は小学生女子野球選手約400名が参加し、5球場を会場に連日各試合レベルの高い熱戦が繰り広げられました。
中堀ゼミでは本部横に救護ブースを設置し、参加した学生は会場を巡回したり、傷病者への応急処置対応などを行いましたが、授業で学んだスポーツ傷害の処置法や固定法の実践の場として知識や技術の学びの重要性や選手の健康を管理する責任を実感する貴重な機会となりました。
また、ブースにはスポーツ用ナプキンや吸水ショーツなどの最新生理用品の展示を行い、参加した女子小学生や保護者に実際にサンプルを手に取ってもらい、女性アスリートとしての月経対応についても一緒に備え、考える機会を提供しました。
今後も本活動のように女性アスリートをサポートし、学生たちが経験を通じて学び成長できる場を提供できるよう努めてまいります。
※健康・スポーツ科学科は日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー免除適応コース承認校となっており、資格取得のためのコースが開講されています。
新健4年 藤木日菜さんが全日本モーグルA級大会で優勝しました!
札幌市ばんけいスキー場で1月27、28日に行われた「第24回ばんけいモーグル競技会A級」(主催:公益財団法人札幌スキー連盟、公益財団法人北海道スキー連盟)で、藤木日菜さん(健康・スポーツ科学科4)年が第1戦優勝、第2戦準優勝に輝きました。
この大会は、全日本スキー連盟のポイントランキングの上位者のみが出場できる、国内トップレベルの大会です。
藤木さんからのコメントです。
「今回の大会では12月から練習してきたターンの質を上げることに重点を置いて滑ることができました。練習してきたことが少しずつできるようになり、結果に繋がっていることを実感できました。2月3月には同会場でアジアカップ、全日本選手権に出場します。さらにレベルアップした状態で挑めるよう、引き続き練習に取り組みたいと思います」
健康・スポーツ科学会主催の講演会が開催されます!
健康・スポーツ科学会では、スポーツにおけるLGBTQ+をテーマに掲げ、議論を重ねてきました。そこで、2月20日(火)、本学にて講演会『スポーツにおけるLGBTQ+の現状と課題』を実施することとなりました。
本講演会では、高等教育とジェンダーをキーワードに研究を進められている本学の西尾亜希子先生、スポーツにおけるジェンダー・セクシュアリティ研究を進められている井谷聡子先生(関西大学)のお二人にご講演をいただきます。西尾先生からはスポーツに限らず広い文脈でLGBTQ+に関わる基本概念や現状および課題点についてご講演いただく予定です。井谷先生は2021年『〈体育会系女子〉のポリティクス:身体・ジェンダー・セクシュアリティ』というご著書にて研究成果をまとめられています。井谷先生からは特にスポーツの文脈に焦点を当て、本講演テーマについてご議論いただく予定です。
本講演会は、健康・スポーツ科学部の教職員のみならず、本学の教職員みなさまにご参加いただけます。本講演会について多くの人に知ってもらうため、1月26日(金)には本学にてチラシの配布を実施しました。多くの方のご参加をお待ちしております。
✔️健康・スポーツ科学会委員長 木下能恵(健康・スポーツ科学科3年)コメント
「今日、科学会のみんなとチラシを配布しました。みんなで企画したものがかたちになって嬉しく思います。多くの方に参加いただければと思っているので、興味のある方ぜひご参加ください!」
【講演会概要】
・日時:2024年2月20日(火)12:30〜14:30
・場所:MMホールおよびZoom配信
・参加費:無料
・参加申し込み方法:下記URLのフォームより参加申込をお願いします。
https://forms.gle/5JM3ahQYmgkvAHDw7
・主催:健康・スポーツ科学会
スペシャルオリンピックス兵庫・西宮プログラムのアスリートに対して、ボッチャ体験会を実施しました。
12月9日(土)西宮市総合福祉センター会議室にて、保井ゼミ3年生7名が、「ボッチャ体験会」を実施しました。この企画は、スペシャルオリンピックス日本・兵庫西宮プログラム20周年を記念して依頼されたもので、今年の6月頃から、ゼミにおいて「誰もが参加できるボッチャ体験会」ということで、準備を進めてきました。当日、西宮プログラムに参加しているアスリート16名とファミリーが参加し、約2時間にわたってボッチャ体験会を実施しました。「誰もが参加できるボッチャ体験会」においては、ボッチャの正規ルールを用いるのではなく、ゼミ独自でアレンジした競技方法・ルールで行いました。今回行ったボッチャは、室内にミニコートを設置し、白いボール(ジャックボール)に、それぞれの赤、青のボールをより近づけた方が勝ちというシンプルなルールです。また、多くのアスリートやファミリーの方に体験できるよう、3人チーム(足りないところに、ファミリーやプログラム関係者を加え)による対抗戦を繰り広げました。さらに、対抗戦の間には、アスリート対ゼミ学生という特別マッチも急遽行うことになりました。参加したアスリートは、真剣であり、また勝負にこだわった一面を見せ、とても楽しんでいるようでした。一方、企画運営した学生も、運営の楽しさや喜びだけでなく、アスリートたちと直接的なふれあいを楽しんでいました。最後に、頑張ったアスリートに対して、ゼミ生手作りのメダルと賞品(お菓子)をプレゼントし、大いに盛り上がった体験会でした。ゼミ一同、このような機会をいただいたことにとても感謝しています。
関西5大学合同ゼミ発表会で研究発表をおこないました!
宇野ゼミの3年生が、1月21日(日)、千里金蘭大学で開催された関西5大学による合同ゼミ発表会において研究発表をおこないました。
同発表会では、スポーツビジネスあるいはスポーツマネジメントについて学ぶ大阪国際大学(堀込ゼミ)、大阪産業大学(田中ゼミ)、大阪体育大学(藤本ゼミ)、千里金蘭大学(古達ゼミ)、武庫川女子大学(宇野ゼミ)の学生から9つの演題について発表がありました。
宇野ゼミからは、ゼミ活動の成果として以下のタイトルに関する研究発表がおこなわれました。
・スポーツにおけるフォロワーシップに関する文献レビュー
・スポーツにおける聴覚障がい研究に関する文献レビュー
発表を通して、スポーツビジネス実務家3名の審査員および他大学の教員から質問やコメントをいただくことができ、プレゼンテーション方法や研究に関する今後の課題について示唆を得ることができました。
発表会終了後には懇親会が実施され、他大学の学生と交流を深めることができました。
健康・スポーツ科学科1年生を対象に「スポーツと国際協力」をテーマとしたJICA出前講座が開催されました
健康・スポーツ科学科は初期演習Ⅱを受講する1年生を対象にJICA(国際協力事業団)元海外協力隊員の棚原彩さんより「スポーツと国際協力」について講演をいただきました。
棚原さんは体育系大学で幼少期から続けられた女子野球に打ち込みながら、「世界をつなぐ存在になりたい」と大学在学中に夢を掲げられ行動した結果、2019年にJICA海外協力隊として東アフリカのタンザニアに派遣され、体育や野球の指導・普及に取り組んでこられました。
帰国後はアフリカと日本を結ぶ野球女子としてアフリカ布を用いたスポーツブランド「Pa moja」を起業され、ビジネスウーマンとして多角的に取り組まれています。
今回は前半は野球に打ち込んでいた大学時代から海外協力隊に参加するまでの夢の持ち方、具体的な方法、マインド、そして、夢をかなえたアフリカでの経験など、後半はコロナ拡大による帰国から、新たにアフリカとの絆をつなぐため起業への道、そして現在の事業展開紹介へと多彩な内容で、「今、何もできていなくてもいい、このあとから新しいモノ、人に会いに行こう!」と前向きなエールを送ってくださいました。
生き生きとしてバイタリティ溢れるお話に、自分たちと同じバックグランドを持つ棚原さんが、グローバルにたくさんの可能性を自分のものにされている姿に、国際的視野のもと今後のキャリアプランにおいて大きな刺激を受ける機会となりました。
健康・スポーツ科学科1年生が「ニュースポーツ競技会」を行いました!
健康・スポーツ科学科1年生が初期演習Ⅱの授業回で各クラスで考案した競技を発表し実際に競技を行うニュースポーツ競技会を実施しました。
人間にそもそも備わっている「遊び心」を大切にし、発達や状況に応じて楽しみ方を工夫したり、遊びを通した仲間づくりが進められるための媒介として、運動・スポー ツが選択されるように、楽しみ方を考えようというテーマのもと、さまざまな既存種目に対し、コート、人数設定、ルールや用具を改定し、新しい種目を作成する研究活動の一環として取り組みました。
各クラスはこの日までに、運動の得意・不得意にかかわらず、多くの人がスポーツを楽しむためにはどうしたらよいのか、自らが楽しい、そして、他者を楽しませるにはどうするかという視点から活動、議論しリハーサルを重ね今回の競技会の日を迎えました。
当日は、「独創性・独自性」「安全性」「エンタメ性」「難易度の適正」「ルールの整合」を観点に、各クラスが提案する競技を研究しながら学生自らクラス対抗の競技会を作り上げました。
多くの人が経験したことのある既存競技でありながら、斬新なアイデア満載で、健スポならではの運動能力や参加者が全力で取り組む姿勢が周りをかきたて、最終競技までどのクラスが勝つのかわからない熱戦が続き、盛り上がりは最高潮となりました。
一つの目標に向かって団結する力、アクシデントに対し柔軟にカバーやフォローをし合う姿など、健康・スポーツ科学科の学生の特色が十分に引き出され、学年全体の絆がぐっと深まる1日となりました。
授業紹介「スポーツの文化・歴史」
渡邉昌史教授による授業紹介です。
私は1年必修科目「スポーツの文化・歴史」を担当しています。授業では、スポーツを糸口にさまざまな物事に興味関心を広げて、幅広い視野をもってもらいたいと考え、研究室にあるさまざまなモノを用いています。女性スポーツの黎明期について、お正月の定番の遊びであった双六から学んだ授業回をご紹介します。
大正から昭和初期は「モダン」が流行し、都市の大衆文化が花開いた時代です。女性の社会進出が進み、電話交換手、バスの車掌、ウェイトレスなどが職業婦人と呼ばれるようになりました。
写真の「少女スポーツ双六」は『主婦之友』大正14年1月号の付録です。『主婦之友』は洗練されたモダン・ガールが登場し、流行の最先端を紹介するファッション情報誌でもありました。襟付きの白い半袖シャツにタータンチェックのテニスウェア、帽子にジャケット・スカートのゴルフウェアは最先端のファッションです。
スポーツは明治時代には「女性にはふさわしくない」とされていましたが、少しずつ女性がスポーツすることへの理解が広まり、大正時代末には高等女学校の生徒たちがテニス、水泳、陸上競技、野球、バレーボール、バスケットボールなどをおこなうようになり、スポーツ少女が憧れの的になります。
スタートの「振り出し」は、白い帽子に紺のセーターと白地に赤のVネックセーター姿での入場シーンです。テニス、水泳、ヴァレーボール、バスケットボール、ベースボール、ゴルフ、ランニングなどのマス目を経て、銀の優勝カップでゴール「上り」です。ゴール直前には「結婚」のマスがあります。6の目が出れば「新世帯が忙しくて、スポーツなんかしていられないからゲームから脱退」、1の目が出れば「トロフィーをたくさん携帯してのお嫁入り」。
当時、女性の初婚年齢は平均23歳。女性は結婚によって、スポーツが出来なくなってしまう時代でした。
関西体育心理例会を本学中央キャンパスにて開催しました!
12月9日(土)に今年度の第2回関西体育心理例会を本学中央キャンパスにて開催しました。遠藤拓哉先生(横浜DeNAベイスターズ)を招いて「プロ野球チームにおける帯同サポート―葛藤の連続―」をテーマとした特別セミナーが行われました。一般研究発表では、当学部嘱託助手の三浦有花氏や健康・スポーツ科学研究科大学院生の細野桃子氏が口頭発表を行いました。対面で約50名、オンラインで約30名の参加者があり、盛会で幕を閉じました。
健康・スポーツ科学科 松本ゼミが関西大学人間健康学部 安田ゼミと、体験学習に関する合同勉強会を行いました!
関西大学の安田ゼミ(安田忠典教授)は、関西大学堺キャンパス内に設置されているアドベンチャー施設を用いた体験学習プログラムを、ゼミ学生主体で実施されています。このプログラムは、自分や他者を大切にする心、困難に立ち向かう力、共に支えあう協調性、相互の信頼感を育成しリーダーシップなどの向上を目的としています。今回、松本ゼミ(松本裕史教授)の学生たちが安田ゼミのファシリテーションのもと、プログラムを体験しました。松本ゼミの3年生 水谷文香さんは、「ビル3階程度の高さでワイヤーを渡るアクティビティなどを通じて、仲間から挑戦する勇気をもらいました。貴重な経験ができて、とても感謝しています」と語りました。
武庫川女子大学は関西大学と包括連携協定を結んでおり、今後も積極的に交流を行っていきます。
宇野講師が構想設計コンソーシアムにおいて話題提供をおこないました
2023年12月1日(金)、スポーツマネジメント学科の宇野博武講師が、国立研究開発法人 産業技術総合研究所の構想設計コンソーシアム(オンライン会合)において話題提供をおこないました。
同コンソーシアムは、国立研究開発法人 産業技術総合研究所のコンソーシアムの一つで、新製品・サービスあるいは新ビジネスやDX等の変革をどのように構想し実施していくかという課題意識により、年会費制による企業会員や学術会員により、2014年の発足以来、これまで115回(2023年12月現在)(6回の合宿含む)の会合の実績を有し、月会合でのゲストトーク及びワークショップによる議論等、活発な活動をしております。
http://monozukuri.org/tide/code.html
宇野講師からは、「スポーツビジネスと文化本質主義」というタイトルで、プロスポーツビジネスの現場で顕在化している文化本質主義の問題、文化本質主義について考えるための文化のさまざまな捉え方、文化がどのように問われているのかを問うことの重要性について報告がおこなわれました。
なお、本話題提供の内容は、昨年早期公開された宇野講師の論文「ファジアーノ岡山スポーツクラブにおける新事業『Fagiversity』の事例研究」をベースに、さらに文化本質主義の問題について議論を発展させたものでした。
参加者からは、自らの製品・サービス分野でも、多数派のユーザーと少数派のユーザーあるいはベンチャー企業と既存企業との対立などといった、類似の問題があることなどの意見がありました。
そのほかには、企業としてマイノリティの貢献を志向するにしても、その取り組みの困難性あるいは周辺にある人々同士による連帯の重要性といった論点について議論がおこなわれました。
会合全体をとおして、スポーツビジネス分野の問題を、より広い文脈の事業活動に位置づけて考えを深めることができました。
本話題提供のベースとなった宇野講師の論文は、以下のリンクよりご覧いただけます。https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmpes/36/0/36_360005/_article/-char/ja
健康・スポーツ科学科中堀ゼミが「第3の生理用品啓発イベント」を開催しました
健康・スポーツ科学科中堀千香子准教授ゼミでは最新生理用品の展示・体験を通じて生理用品の選択肢を広げる機会とする学内イベント「Hello! Femtech」を開催しました。
昨今話題のフェムテック(Femtech)とはFemale(女性)とTechnology(技術)からなる造語で女性の健康課題について先進的な技術を用いた製品・サービスにより対応するものです。
生理用品についてもfemtechを用いた第3の生理用品と言われる最新生理用品が開発されていますが、日本では様々な社会問題も含みその認知度が低いことが問題です。
ゼミではそのような社会問題に着目し、ライフステージにより変わりゆく女性の健康問題について、「現在問題がなくても選択肢を持っておくことが重要」であることから、まずは「知ってもらう」という機会の重要性を認識し今回のイベント開催への着想を得ました。
当日はインテグロ株式会社(東京都目黒区)のご協力のもと最新生理用品の展示体験や、自分にあった生理用品を一緒に選ぶワークショップ、婦人科疾患につながりやすい「貧血」をチェックする推定ヘモグロビン測定などの企画に、学部・キャンパス・学生・教職員の垣根を超えたたくさんの方々にきていただきこの領域への関心の高さを感じました。
今後は、育成期アスリートや産後女性など対象を拡げ、さらに第3の生理用品の認知度を高める訴求方法についてゼミで検討を加える予定です。
丹嶺学苑にて「キャンプ実習」を実施しました
丹嶺学苑研修センターを拠点に「キャンプ実習」を3泊4日の日程で実施しました。
実習の目的は自然の中での集団的、自律的生活を体験し、キャンプの技術を学ぶことに加え、これらを指導する立場に立ったとき、スムーズに計画立案し、運営指導ができるようになることです。
キャンプ実習は、長らく新潟県妙高高原笹ヶ峰キャンプ場にておこなってきましたが、コロナ禍での中断をはさみ、1年かけて安心・安全の確保の検討を重ね、本年度は大学施設を中心にした開催となりました。
各プログラムの実施にあたっては、事前に班ごとに研究に取り組み、担当班がリーダーとなって互いに指導し合う形で進めていきました。
初日の六甲山登山では阪急芦屋川駅からスタートし、途中、急なみぞれにも素早く対応し、山頂から有馬温泉に下山、丹嶺学苑へバス移動。2日目には野外活動に必須のロープワーク研修、自然素材を用いたクラフト、星座観察。3日目には県オリエンテーリング協会の常設コースでのオリエンテーリング、キャンプファイヤーを実施しました。
野外実習ですので完備された宿泊室ではなく、屋外にテントを設営し、全8食とも野外クッキング、そしてデジタルデトックスにも取り組みました。
学内・教室では成しえない学び、コロナ禍では出来なかった人と人とのふれあい、快適な住環境から離れたテント泊・飯盒すいさんなどの経験、そして、スマホやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置く生活から、さまざまな学修成果が得られた実習となりました。