みなさんこんにちは!#女子活×MWUプロジェクトです!
夏の終わりが近づいてきましたが、まだまだ暑い日々が続いていますね。
さて!早速ですが、本題に入りたいと思います。
今回のテーマは『コロナ禍による化粧について』です。
2020年11月に行ったアンケート「コロナ禍における健康に関するホンネ調査」に関連しています。
生活習慣におけるメイクの変化に関した質問で「メイクに関して変化はありましたか」という質問に対し、
「変化あり」と答えた77.4%のうち34.6%の学生が「スキンケアにこだわるようになった」と回答しました。
そこで、『コロナ禍による化粧』について興味深く思ったため、今回のテーマとしました!
取材させていただいたのは、薬学部 健康生命薬科学科 化粧品科学研究室の仁木洋子先生です。
私たちの質問に、とてもわかりやすく教えてくださいました。
また、先生の研究室のお話もとても興味深いものでした!
それでは、
大日1年生 はる、大情1年生 まい、食創1年生 マロン、大応3年生 町子
の4人でお伝えしていきます!
私たちは、以下3つの質問をさせていただきました。
- マスクを着用する際の肌荒れについて 素材や布の違い、繊維が肌に及ぼす影響とその対策
- 肌荒れのときには、どういった化粧品(入っている成分)や日焼け止めを使うと悪化を防げるのか
- マスクを着用する際の化粧やケアについてのアドバイス
これらを1つずつみていきます!
- マスクを着用する際の肌荒れについて 素材や布の違い、繊維が肌に及ぼす影響とその対策
仁木洋子先生は研究室でコロナ禍での生活と化粧品や肌について武庫女生を対象にしたアンケートを行い、マスクによる肌トラブルは8割の人が感じているとわかったそうです(ニキビ47.9%・肌荒れ42%・こすれ36.5%・乾燥20%)。
マスクをつけることによって肌荒れを感じている人は非常に多いということがわかりますね!
さて、上記の1つ目の質問に対しての回答ですが、「海外の研究ですが、不織布のサージカルマスクよりも布マスクの方が影響は少ないけれど、肌荒れがどう違うかは、まだ詳細はわかっていない」そうです。
ですが、肌荒れの原因を知っておけばしかるべき対策ができるはずだ!ということで、仁木先生にお教えいただいたことを、以下ご紹介していきます!
・なぜマスクで肌荒れができる?
→原因の1つは「こすれ」
→また、「皮膚バリア(肌バリア)という機能の低下」
はる は、「こすれ」は普段から不快に感じていたことですが、「皮膚バリア」は全くの初耳でした!!
勉強になりますね...!!
◆肌バリアの役割とは?
①皮膚は外側からの刺激から守ってくれている(ハウスダスト、花粉、紫外線など)
②私たちの体の60〜70%が水分であり、この水分があることが、私たちの健康を
守ってくれている
皮膚バリアがあることで、体中の水分が過剰に蒸発しない
ようになっている
◆皮膚バリアの機能が低下すると?
①外からの刺激に弱くなり、水分が蒸散し、ドライスキンの原因になる
(肌荒れという状況は、皮膚のバリアが低下している状況です) →皮膚のバリア機能を保つことが肌を健康に美しく保つための大切な基本
・結論として
→マスク着用の時、皮膚バリアを保つような対策を取ることが大切!!
(具体的には、「不織布のマスクが合わないと感じる場合は、不織布マスクの中に自分に合ったガーゼなどの布を挟んで使うということが1つの対策として考えられる」という回答をいただきました。たしかに、ウイルスの感染予防という観点では不織布マスクが効果的ですね!皆さんも、不織布マスク×ガーゼをぜひ試してください!)
2.肌荒れのときには、どういった化粧品(入っている成分)や日焼け止めを使うと悪化を防げるのか
・肌荒れのお悩みで多いニキビにはどんな化粧品が良い?
◆まず、ニキビについて。。。
- 皮脂の分泌が盛んになり、毛穴がつまる
- つまった毛穴の中でアクネ菌が増殖して、赤くなる炎症をおこす
- アクネ菌の餌になるのは脂分である
- 肌の過剰な脂分や、成分によっては化粧品の油分が原因である
はる は、ニキビに菌が関係していることにショックを受けました...!!
以上のことから、ニキビには、低刺激の化粧品やノンコメドジェニックの化粧品を選ぶことが大切です!
(ノンコメドジェニックと書かれてある化粧品は、アクネ菌の餌になりにくい成分で作られています。)
また、肌のバリア機能を保つために、敏感肌用の化粧品を選ぶことも大切です!(抗炎症剤。。。グリチルリチン酸ジカリウム、アラントインなど が含まれているもの)
・日焼け止めはどんなものが良い?
→自分に合ったもの・肌バリアが守れるものを選ぶことが大切です!
また、肌荒れの時や敏感肌の場合は、ノンケミカルと表示されているものを使うと良いそうですよ!
はる は、ついつい値段の安いものを選びがちですが、もっと自分のお肌に思いやりを持てるように気をつけます!!
仁木先生からの注意事項!!
化粧品は、肌の状態を保つためのもので、肌荒れを治すためのものではありません!
治療したいなら医薬品を使って治すこと。
また、病院で診てもらうことも大切です。
実際に、はる は、病院の薬を使った時の効力に感動したことがあるんです!
3.マスクを着用する際の化粧やケアについてのアドバイス
・マスクを着用する際のお化粧についてのアドバイスをお願いします!!
まい は、この季節にマスク着けていると汗やらこすれやらでメイクが落ちちゃいます( ;∀;)
きっと、多くの人の悩みですよねぇ
ベースメイク と ポイントメイクに分けて説明していきますね!
これらを気を付けると、マスクを着けていてもメイクが落ちにくくなるかも・・・!?
~ベースメイク~
①日焼け止めを塗る
②下地で肌のトーンを均一に
③コンシーラーで肌の色むらを整える
④仕上げにフェイスパウダーで肌をさらさらに
ここで!くすみやすい部分のコンシーラー色選びについてアドバイスがあります!!
*目の下のクマ→オレンジ系
*小鼻の赤み→黄色系
*口角のくすみ→明るめの色
※ファンデーションを塗った後、マスクを着けると崩れてしまいます・・・
~ポイントメイク~
マスカラはウォータープルーフを使うと、汗で落ちなくてよきです!
リップは落ちにくいものを使ったり、上からリップコートを塗るとマスクにもつきにくく、快適かも・・・
最後に、メイクキープスプレーをかけてあげると、さら〜に落ちにくくなります☆
マスクを付けながらでも、メイクを自分らしく楽しみたいですね💕
・マスクをつけているときの注意点はありますか?
→汗を放っておくとムレて肌によくないため、こまめに汗を拭きとりましょう!(優しいタオルなどでポンポンと拭き取る)
まい は、汗っかきなのでずっと拭いていなきゃいけないかもです(笑)
拭くときは必ず、"優しく" がポイントですね!お肌を大切にしてあげたいですね・・・
✿以下、 仁木先生の研究室で実施されたアンケート、その解析について伺ったお話をご紹介します!
仁木先生の研究室で実施された武庫女生対象のアンケート「withコロナと化粧品」の一部を紹介していただきました。
結果から、コロナ以前からニキビや毛穴トラブル、ベタつき、シミで悩まされている学生が多いことがわかりました。
マスクによる肌トラブルで一番多かった悩みのニキビは、元々脂性肌だと感じている人の割合が多かったのです!
他にも、肌荒れで悩んでいるのは脂性肌、乾燥肌、混合肌だと感じている学生の割合が多いです。
また、マスクによる乾燥で悩んでいるのは乾燥肌だと感じている学生の割合が多いです。
肌質とマスクによる肌トラブルには因果関係があるのでは!?
✿以下は、更に私たちが質問させていただいたき、お答えいただいた内容です!
敏感肌とは?
医学的な定義はなく、化粧品や外部からの刺激に、過剰に反応してしまう肌のことです。
また、日本人女性は敏感肌と感じている人が多いのです。
それは日本人の角層(死んだ細胞が重なっている層で、守ってくれているもの)が欧米人に比べると薄いため、外部からの刺激を受けやすいことも1つの原因ではないかと言われています。
敏感肌は、正しいスキンケア、生活習慣(食事、睡眠など)で改善されるので、みなさんの頑張り次第できれいなお肌になるのではないでしょうか?!
はる も、3日坊主にならないように頑張りたいです~!!
※化粧品の使用方法で敏感肌になる!
特に言われているのが、若いと皮脂が多いから気にして過剰に洗顔しすぎることだそうです!気を付けましょう!!
洗顔の方法は?
回数は、特別な場合(スポーツしたときなど)でない限り、朝夜の1日2回。洗顔料の使用量を守りましょう!
きちんと泡立てて、ゴシゴシ手でこすらずに洗い、ぬるま湯ですすぎを十分に行うことが大切です。
町子はめんどくさがりやなので、シャワーで一気に洗い流していましたが、今思うと、、
かなり肌への刺激が強いですね、、
お肌ちゃん、ごめんね(反省)
高い化粧品は若い子にはもったいないと言われるが...?
なにより、自分にあっているものを選ぶのが大切です。
高い化粧品をケチって使うよりも、お手頃の化粧品を適量で使うのがいいです!
確かに、はるも高い化粧品はケチってしまいがちです(汗)
ためになるお話や、今すぐにでも実践してみたい情報が盛りだくさんでしたね!
この記事を読んで下さった皆さんは、人一倍、今回のテーマ『コロナ禍による化粧について』について詳しくなれたはず♡
みなさん、ぜひ仁木先生の貴重なお話をしっかり吸収して、お試しあれ!!
【企業コラボプロジェクト アンケート結果#1】〜コロナ禍による影響〜
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