アメリカ分校・MFWIで、9123人もの学生が学びました。「開学20周年記念式典」が挙行、記念植樹も行われました。写真グラフでも紹介。
2010/08/12
本学のアメリカ分校・MFWI(Mukogawa Fort Wright Institute)が開学してから20周年を迎え、8月4日(現地時間)、MFWIで「開学20周年記念式典」が行われました=写真右=。
※当日の様子を写真グラフでも紹介しています。こちらをご覧ください。
式典は午後5時からキャンパス内のホール・ツタカワルームで、本学教職員、MFWI教職員、本学卒業生、ホストファミリーの代表、MFWI近隣の大学・施設関係者ら約300人が参加して行われました。
「9123人がMFWIで学び、能力を高め、自信を深めました」大河原・MFWI学長
MFWI学長の大河原量・武庫川学院長は式辞で「1990年にMFWIが開学して以来、これまで9123人の学生が本学の課程を修めました。学生は、集中的な語学課程、学校訪問、ホームステイ、ボランティア活動、研修旅行を通じて、英語の能力を高め、自信を深めてきました」「MFWIの教職員は、留学経験の仕組みをつくり上げ、学生を成功に導いてまいりました。教員が教育的なつながりを、より広く外部に求める努力をしてきたことで、学外との関係が充実し、学生は大きな恩恵を享受しています。また、教員の大変な努力が、英語教育プログラム認定委員会による認定という顕著な実績に結実しました」「スポケーン地域社会には広くMFWIを受け入れていただき、発展を支援していただきました。地域の皆様が私どもをお気にかけてくださり、迎え入れ、ご協力くださったからこそ、MFWIの今日の成功と発展を見ることができたのです」と英語であいさつしました。
続いて、来賓5人から祝辞が送られました。
「MFWIはスポケーン市の素晴らしい友人」スポケーン市長
マリー・ベルナー・スポケーン市長は「MFWIは、学生や地域住民が決して忘れることのできない特別な催物を多く提供してくれました。例えば、人気のある美しい人形を飾るひな祭り、日本の学生がアメリカの家族と過ごすホームステイ・プログラム、高揚あふれる文化的祭典であるJapan Weekなどです。MFWIはスポケーン市の素晴らしい友人です」とあいさつしました。
「MFWIで得たものを、次の世代に伝えたい」卒業生代表
卒業生代表の万福由紀子さんは「私が、このMFWIでのプログラムに参加してから6年もの月日がたちました。レギュラープログラムと延長プログラムを合わせて、約8カ月間MFWIにいました。一番の思い出は、ホストファミリーと過ごしたハロウィーンと感謝祭です。アメリカの家庭に温かく迎え入れてもらい、私はそこでアメリカの文化を肌で感じることができました。世界のことを知ることは本当に大切なことだと思います。私はそれを、このMFWIで学びました。ここで得たものを、次の世代に伝えていきたいと思います」と思い出を交ぜながらスピーチしました。
シアトル総領事館の浦林紳二・首席領事ら11人に、大河原・MFWI学長から感謝状が贈られました。奥野温子・生活環境学部教授による日本舞踊が披露され、会場は大きな拍手に包まれました。
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「MFWIはますますの繁栄を」糸魚川・武庫川女子大学長
引き続き、祝賀パーティーが開催され、糸魚川直祐・武庫川女子大学長が「スポケーン、スポケーン地域の人々、近隣の大学関係者の方から温かい支援をいただいたことに感謝します。今後も変わらぬ長いお付き合いとMFWIの繁栄を願っています」とあいさつしました。その後、20回以上、学生を受け入れた11組のホストファミリーへ感謝状が贈られました。
高岡・前MFWI副学長のあいさつにスタンディングオベーション
MFWIが開学してから16年間にわたってMFWI副学長を務め、分校の基礎を築いた高岡宏・英語文化学科教授=写真左=が分校の来し方を振り返り、さまざまなエピソードや思い出話を披露すると、参加者はスタンディングオベーションで高岡先生をたたえ、拍手はなかなか止みませんでした。同学科の学生や卒業生が制作したビデオレターが放映され、会場は和やかな雰囲気になりました。
「新しい20年の門出の日」桝形・MFWI副学長
最後は桝形公也・MFWI副学長が「今日は次の新しい20年の門出の日となりました。MFWIで学んだ学生たちはここで将来を見つけ、社会に羽ばたいています。学生の夢を実現するためにMFWIはあります。これまでの20年間のご支援、感謝申し上げます」とあいさつし、参加者全員で開学20周年を祝いました。
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サクラとライラックを記念植樹
式典に先立ち、キャンパス内で記念植樹が行われ、サクラ(西宮市の花)とライラック(スポケーン市の花)が植えられました=写真中、左端は大河原量・MFWI学長=。そばには今後、あずまやが建てられ、一帯は20周年記念庭園になる予定です。