明けましておめでとうございます。学長と学生代表が、新年のご挨拶を申し上げます。

　新年明けましておめでとうございます。本年4月には、本学にとって約半世紀ぶりの新学部である「健康・スポーツ科学部」と、大学院に「健康・スポーツ科学研究科」が新設されます。また秋には西日本最大級の心理学研究施設「総合心理科学館」と栄養科学研究の拠点「栄養科学館」が新築されます。本年は、本学キャラクターのLavyと同じウサギの年です。このおめでたい年に、皆様方とともに、学院のさらなる発展を祈念したいと思います。

　1939年(昭和14年)、本学院が高等女学校として創設されたとき、教職員はわずか8人、新1年生は165人でした。現在、教職員数は720人をこえ、園児・生徒・学生数の合計は1万2千人以上、卒業生は約17万人におよびます。学院がこのような発展を遂げたのは、初代学院長・公江喜市郎先生、第2代学院長・日下晃先生、現学院長・大河原量先生の卓越したリーダーシップのもと、在職退職教職員、卒業生、そしてそのときどきの在校生が力を合わせ、励んできたからです。

　今や学院は、規模、教育・研究の水準、教育環境において、全国屈指の女子総合学園に成長しました。私たちは現状に甘んじることなく、建学の理念である「立学の精神」のもと、時代の変化に応じた教育改革を推進しています。

　本年も教職員、学生、生徒、園児が互いに心をひとつにし、力を尽くし、学院の一層の発展のために頑張りましょう。


　新年明けましておめでとうございます。学友会の新総務委員長、日本語日本文学科2年の野田茜です。今年は本学に「健康・スポーツ科学部」、大学院「健康・スポーツ科学科」の二つの新しい学部、研究科が誕生し、武庫川女子大学のさらなる発展の年になります。2011年度総務委員会もいよいよ本格的に活動を開始します。

　学友会とは、武庫川女子大学・短期大学の全学生(およそ1万人)から構成される学生の主体の団体です。各クラブを取りまとめている運動部委員会と文化部委員会、快適なキャンパス作りを推進する厚生委員会、5月に体育祭と10月の文化祭を企画・運営する体育祭実行委員会と文化祭実行委員会、これらの委員会をまとめ、学生のより良いキャンパスライフを応援する私たち総務委員会の6委員会があります。

　在学生の皆さん、新年の抱負はもうお決まりでしょうか。今年は、去年はやらなかったことにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。学友会では、各委員会が学生の充実したキャンパスライフを実現するための様々な工夫を凝らした企画を用意しています。たとえば、美味しいお菓子作りに挑戦する「パティシエ講習会」、文化遺産を訪問する「文化遺産ツアー」、長野県ウィンタースポーツを体験する「スキースノーボード講習会」……。その先には、新しい出会い、発見があり、友達との一生の思い出を築いていくことができるでしょう。

　その他にも、ブラウンライスウィーク、ペットボトルのエコキャップ運動などの活発な取り組みにもたくさんの学生が参加しています。

　何かをやり遂げるには、必ず困難や苦難の壁にぶつかってしまいます。しかし、同じ目標に突き進む仲間と一緒であれば、それも怖くはありません。壁を破り、目標を達成する喜びを仲間と分かち合い、さらに絆を深めることができるでしょう。武庫川女子大学には、学生自身が自分たちの力で物事を作り上げていく魅力があります。

　最後になりましたが、皆様にとってこの1年が素敵な年になりますようにお祈り申し上げます。

平成23年元旦