健康・スポーツ科学科の保井ゼミの3年生が、知的障害者との交流会を企画・開催。知的障害を理解し、障害者スポーツを研究します。
2011/02/25
健康・スポーツ科学科の保井俊英講師のゼミに所属する3年生9人が2月19日、演習の一環として知的障害者との交流会を西宮市・薬業鳴尾浜スポーツセンターで開催しました。知的障害者自立支援施設「武庫川すずかけ作業所」の利用者15人が参加し、学生たちの企画したレクリエーションを楽しみました。
この交流会は、知的障害を理解し、スポーツ・運動を通して障害者と交流を図りながら障害者スポーツの研究を推進することを目的で、本年度初めて行われました。開会式では、学生がホワイトボードを使って、プログラムを説明=写真右=。全員でラジオ体操をして体をほぐした後、ボウリング、玉入れなどをしました=写真左=。プログラム内容は学生が考え、ボウリングに使うピンや玉入れ用の玉などもすべて学生が手作りしました。学生たちは、約5カ月前からこの日のために準備を重ねてきました。
学生を指導した保井講師は「障害を理解する良い機会になったのではないでしょうか。学生たちの創意工夫によって、障害者の方に楽しんでいただけたのが何よりの収穫です」と振り返りました。ゼミ生の小森 亜由美さん、藤田果歩さんは「初めて障害者の方とスポーツで交流し、戸惑うことも多かったですが、みんなで協力して、開催することができました。今後もこのような活動を続けていきたいです」と意気込みを話しています。
障害者スポーツをテーマに研究する保井ゼミでは、2009年度から本格的に武庫川すずかけ作業所と交流を続けています。