ドイツの教会で開かれた東日本大震災・復興支援のチャリティーコンサートで、応用音楽学科の学生が日本歌曲を合唱し、大喝采を浴びました。
2011/07/29
音楽学部応用音楽学科の学生11人が、3月19日から31日にわたってドイツを訪れ、ハンブルグで音楽療法研修を受けました。3月24日には、研修先のハンブルグ演劇・音楽大学音楽療法研究所のハンス=ヘルムート・デッカー=フォイクト教授を通して、ファシュベルクという街にある聖ミカエル教会で開かれた日本の復興支援ためのチャリティーコンサートに招待されました。
教会には400人ほどの聴衆が集まり、聖歌隊による力強いゴスペルが演奏され、日本のための祈りが捧げられました。学生たちが日本の唱歌2曲「もみじ」「花」を合唱したところ、会場中の聴衆からスタンディングオベーションを受けました=写真=。まさに、世界の人たちが日本での大震災に心を痛め、復興を願っていることを体感できる貴重な機会となりました。
日本の復興支援のための寄付金は、一夜で3500ユーロを超え、教会始まって以来最多となりました。その後も募金は続けられ、最終的に総額5,000ユーロ以上の義援金が集まり、本学を通じて日本赤十字社に寄付されました。
(音楽学部 一ノ瀬 智子・准教授)