JR福知山線脱線事故で重体となり、奇跡的に回復した本学卒業生を紹介した映画の上映会と卒業生のトークイベント「マイナスからの出発」を11月12日(土)に開催。企画した学生が記者発表をしました。
2011/10/21
本学短期大学部生活造形学科の卒業生で、JR福知山線の脱線事故で瀕死の重傷を負い、奇跡的に回復した鈴木順子さん(36歳)を紹介した映画「SWITCH」(2011春完成)の上映会と、鈴木さん母娘=写真右=のトークイベントが11月12日午後、中央キャンパスの公江記念講堂で開催します。一般の方の参加も歓迎、入場無料、申し込みも不要です。
このイベントを企画した学生広報スタッフの企画チームのリーダー・和田宏美さん(食物栄養学科3年)=写真左の左=とサブリーダーの大嶋真実さん(英語文化学科3年)=写真左の中=、同・太田裕子さん(教育学科4年)=写真左の右=の3人が10月21日、西宮市政記者クラブを訪れ、同企画の記者発表をしました=写真中=。
3人は企画を立ち上げた経緯や趣旨を説明し、「鈴木順子さんと母・もも子さんの話を通して、家族の絆の大切さや、当たり前に生活できることの素晴らしさ、感謝の心を持つ尊さを感じていただければうれしいです。たくさんの人のお越しをお待ちしています」とアピールしました。
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最も損傷が激しかった2両目に乗車
鈴木さんは2005年4月に発生したJR福知山線事故で、線路沿いのマンションに巻きつくような形で激突して最も激しく壊れた2両目に乗車し、脳挫傷脾臓破裂などで意識不明となり、医師から「99%助からない」と診断されました。その後、母親・もも子さんら家族の献身的な看病もあって奇跡的に回復、高次脳機能障害を抱えながらも、身の回りのことは自分で出来るまで回復しました。
生きることの幸せを一人でも多くの後輩に伝えたい
鈴木さんは「私はマイナスからの出発でしたが、今は皆さんに支えていただき、感謝の毎日です」と話されています。鈴木さん親子の話は<普通に生きることの幸せ><毎日を精一杯生きることの大切さ>そして<家族の絆の素晴らしさ>を伝えてくださることでしょう。学生、教職員、一般の方々のご参加をお待ちしています。
【開催日時】2011年11月12日(土曜)13:00~15:00
【会 場】中央キャンパス 公江記念講堂
【プログラム】
○映画「SWITCH 遺伝子が目覚める瞬間」の上映(80分)
生命科学を研究する筑波大学の村上和雄・名誉教授の研究と軌跡をつづったドキュメンタリー作品。
この中で、「愛と笑いが遺伝子をオンした軌跡の物語」として、鈴木さん母娘が20分間にわたって紹介されます。
○鈴木さん母娘のトーク
上映会の後、鈴木さん親子を学生広報スタッフらがインタビューします。
【参加費】 無料
【申し込み】 不要
※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。