「食に対する使命感を全うできる職場に就いてください」。食物栄養学科1年生が受講する初期演習に、卒業生4人が講師として参加しました。
2011/11/26
11月26日午後、食物栄養学科1年生が受講する初期演習の時間に、「先輩からのアドバイス」と題して卒業生4人が講師として参加しました。それぞれの職場で「食と健康」に携わる卒業生の話に約200人の学生が耳を傾けました=写真=。
社会医療法人 真美会 中野こども病院で病院栄養士として働く吉岡多恵さんは、栄養指導や献立作成、アレルギー児への対応などの日々の業務について説明。学生に向けて「学生時代の友達は、社会に出て悩んだときや困ったときの相談相手になってくれます。友達を大切にしてくださいね」と話しました。
社会福祉法人 つくし会 萱振苑で給食業務に携わる仁科友美さんは、給食管理実習に臨む心得を学生に伝え、「食べることは生きること。食事が困難な利用者の中には水さえ飲むのが難しい人もいます。それでも食べることをやめようとしないかぎり、その人は最後まで生きることを望んでいます」と語りました。
財団法人 日本食品分析センター 彩都研究所に勤める上野沙緒里さんは、商品の除菌効果を確認するために、無菌室で行われる分析試験を写真を交えて説明。「後で後悔することのないように、1・2年生のうちに基礎をしっかり固めることが大切です。そのためにも勉強と遊びのメリハリをしっかり付けて学生生活を過ごしてほしいと思います」と呼び掛けました。
生活協同組合連合会 大学生活協同組合中国・四国事業連合に勤務する植松香織さんは、大学生に対する食育に携わりたいという思いから現在の職場を選びました。食に関心を持ち、バランスの良い食事を取ってもらうための活動について語り、「食に対する使命感を全うできる職場に就いてください」と学生にエールを送りました。