第一線で働く薬剤師さんから話を聞こう―。薬剤師の卒業生5人を招いての就職ガイダンスが薬学部で行われました。
2012/06/17
薬剤師を目指す学生のための就職ガイダンス特別講座が6月16日午後、薬学部P3-22教室で行われ、就職活動を控えた薬学部5年生を中心に約100人の学生が参加しました。調剤薬局やドラッグストアで薬剤師として活躍する卒業生5人を招いてのトークセッションなどがあり、学生たちは真剣な表情で耳を傾けました。
このガイダンスは、本学薬学部学生と教員から構成される「武庫川女子大学薬友会」と就職情報会社「文化放送キャリアパートナーズ」が主催。第1部では、文化放送の竹内靖夫アナウンサーが「ラジオから学んだコミュニケーション力」というテーマで講演しました。竹内アナウンサーは「相手を思いやる、相手の心を開かせるようにする―という2点が大事。特に年配者と会話するように心掛けてください」と自身の経験を交えながら話しました。
第2部では、「現場から見えてくる薬剤師の社会的使命と将来性とは」というテーマでトークセッションが行われました。本学薬学部出身の山田麗子さん(アイングループ)、大田華織さん(サンドラッグ)、藤原綾子さん(セガミメディクス)、丹羽真弓さん(日本調剤)、金沢佐江子さん(フロンティア)=写真左から順=が、現在の会社を選んだ理由や薬剤師を目指したきっかけなど紹介。結婚や出産、転職の話題も飛び出し、先輩ならでは“本音トーク”に学生らは興味深そうに聞き入っていました。
コメンテーターを努めた山森元博・薬学部講師(臨床薬学研究室)は「時代の変化に薬剤師も適応していかなければいけません。学生の皆さんは薬剤師という仕事に目を向けてこれから実習にのぞんでほしいです」と締めくくりました。
セッション終了後には別室で卒業生と学生との意見交換会が開かれ、学生は熱心に質問していました。