大学資料館の秋季展「色香り街に咲くキモノの華物語」が始まりました。明治・大正・昭和期のお召の着物を中心に約100点を展示。11月28日まで開催されます。
2012/10/18
武庫川女子大学資料館の秋季展「色香り街に咲くキモノの華物語~明治・大正・昭和のお召を中心に~」が10月17日、公江記念館2階ギャラリーで始まりました。和服に用いられる絹織物の中でも最高級の素材で、女性の憧れの的になった「お召」の着物を中心に展示しています。
この秋季展は11月28日(水)まで開かれ、入場は無料。会期中は、専門家を招いてのミュージアム・トークやセミナーも開催されます。日時などの詳細は本ホームページのイベント・公開講座情報をご覧ください。
今回の展覧会では、本学資料館所蔵の着物をはじめ、1720年創業の老舗呉服問屋・矢代仁や京都工芸繊維大学美術工芸資料館、鈴鎌毛織工場、丹波生活衣館の展示協力を得て、お召の着物や生地標本など約100点を一堂に集めました。
「矢代仁のお召」コーナーでは、江戸時代の京都を伝えるため、20種類以上の色が使われた洛中洛外図柄のお召=写真中=や、西陣織物約80枚を貼り合わせた色鮮やかな「貼交屏風」=写真右=など貴重な品が展示されています。
初日の17日は午前から学生らが訪れ、展示品に興味深そうに見入っていました=写真左=。