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地元の児童と本学学生のコラボレーションによる作品、鳴尾地下道壁画「四季のファンタジー」が完成し、除幕式が行われました。

2007/03/28

 阪神鳴尾駅前から国道43号線の下をくぐる「鳴尾地下道」の壁全面に、本学学生20人と地元の鳴尾小学校の児童ら延べ約100人が共同で描いた「四季のファンタジー」が完成し、3月28日に除幕式が行われました=写真左。式にはこのプロジェクトに参加した児童や学生=写真中=をはじめ、山田知・西宮市長=写真左の右端=、新一真・国土交通省近畿地方整備局兵庫国道事務所長、大河原量本学理事長=同右から二人目=、地下道をボランティアで清掃している本学附属中高の生徒などが参加しました。

 除幕式では児童・生徒・学生の各代表者が、山田市長、新所長、大河原理事長らとともに幕の左右に並び、一斉にひもを引きました。続いて、山田市長から「毎朝、武庫川女子大学附属中高の皆さんがこの地下道を清掃してくださっていることに感謝しています。今回、学生の皆さん、そして鳴尾小学校の児童の皆さんが力を併せて、このすばらしい壁画を描いてくださいました。これからは、市民の皆さんが、この明るくなった地下道を、楽しみながら安全に歩くことができることと思います」とスピーチがありました。また、新国道事務所長から経緯の説明、大河原理事長からの完成を祝うスピーチの後、この壁画を担当した教育学科の藤井達矢助教授(美術)による壁画の説明が行われました。

 このプロジェクトは地下道を管理する国土交通省近畿地方整備局などに本学が提案し、藤井助教授が昨年夏から企画したものです。同学科美術研究室の学生らが原画を作成して2月10日から描き始め、児童は土日を中心に、学生の指導を受けながら参加しました。

 参加した学生らは「途中でくじけそうになりましたが、通行人の方々から『楽しみにしてるからねー!』『ありがとうね』などとご声援をいただいたことが励みになって、最後まで頑張り通すことができました」と感謝を込めて語っていました。

 また、作製に参加した鳴尾小学校の児童らは「楽しかったー!」「いろいろな部分をハケで色を塗れたのが、おもしろかった」とうれしそうでした。地下道の北側突き当たりの壁面には、児童が自分の指を直接押さえて花びらを表現した絵が描かれています=写真右。

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