情報メディア学科福島ゼミの学生が紀伊國屋書店の本棚をプロデュース。 「等身大の女性」をテーマにして、ツイッターで感想を募り、読者参加型の本棚にします。
2013/03/18
情報メディア学科・福島秀行教授ゼミの3年生13人が、紀伊國屋書店神戸店の集客力アッププロジェクトに取り組んでいます。3月18日、福島ゼミの学生がセレクトした本が並んだ本棚が紀伊國屋書店神戸店に登場しました。ゼミ生は今後、ツイッターを活用して、読者の感想や要望を募ります。この「伝本(つたぼん)プロジェクト※①」は、本学学生が同書店でインターンシップに参加したことをきっかけに始まりました。※①「伝本」は『伝えたい本』を略した学生たちの造語です。
◆本棚のコンセプトは「等身大の女性」。学生の目線で約20冊をピックアップ
ゼミ生たちは「自分たち女子大生の視点で、女子の理想が詰まった本棚にしたい」という思いから「等身大の女性」をコンセプトに決め、5段の本棚(高さ2m、幅90cm )の上の段から順に「頭」「胸」「お腹」「足」「鞄」と名付けました。「頭」の段には思考力を鍛える本をセレクト。「胸」の段には心に響く本を、「足」の段には旅行に関係する本を置くなど、女子学生ならではのユニークな構成となっています。1段あたり3~5冊の本が置かれて、本棚全体で合計約20冊が並んでいます。
◆「若い女性に本を読んでほしい」と学生ら
ゼミ生たちは、紀伊國屋書店神戸店が百貨店「そごう神戸店」の新館5階にあることに着目。そごうを訪れる20代の若い女性を集客力アップのためのターゲットにしました。ゼミ生の奥田恵理さんは「若い女性にもっと本を読んでほしい。この本棚がそのきっかけになればうれしいです」と話しています。
◆ツイッターを活用して読者参加型の本棚に。
この福島ゼミ専用本棚設置にあわせて、ゼミ生たちはツイッターにアカウントを開設しました。このアカウントを通じて関西圏の大学生から「自分が読んで面白かった本、おすすめしたい本」を募集し、読者参加型の本棚を目指します。学生たちはツイッターで集まった意見を基に今後、新たなコンセプトの本棚をつくる予定です。 ※②ツイッターのアカウント:@fukuchanzemi