情報メディア学科の福島ゼミが「兵庫特産品フェア2013」で、淡路島を活性化させる特産品『鳴門オレンジのポン酢』などの試供品を配布し、マーケティングを実施しました
2013/11/13
情報メディア学科の福島ゼミでは、西宮市里中町のステーキハウス「ラ・ペイザン」が商品化を手掛けている鳴門オレンジを使用したドレッシングとポン酢の開発に参加し、主に商品企画・広告宣伝・マーケティング分野でサポートを行っています。その一環として、11月9、10日の2日間、ポートアイランド神戸国際展示場で開催された「兵庫特産品フェア2013」で、開発中のドレッシングとポン酢の試食と試供品配布を行い、併せてアンケートによる市場調査を実施しました=写真=。
鳴門オレンジは明治22年に洲本下原町において発見された唐橙の種子が起源とされていますが、消費構造の変化や酸味の強い果物の敬遠による販路の減少、価格低迷や農業労働力の不足による廃園等で面積は減少し、現在の栽培面積は17haと最大時の10%以下の面積にまで激減しています。しかし、最近では鳴門オレンジが全国で淡路島にしかない特産物として注目されつつあり、今一度地域内で見直しを行い、生産拡大を推進することが課題となっています。そこで「ラ・ペイザン」が、鳴門オレンジ自体の認知度を上げるとともに、淡路島全体を活性化させることを目的に鳴門、オレンジを使用した商品開発に取り組みました。その趣旨に賛同し、開発・マーケティングサポートとして情報メディア学科福島ゼミも参加しています。
「兵庫特産品フェア2013」の来場者には好評を博し、「無添加で農薬を使っていないので安心感がある」「鳴門オレンジの本来の上品な甘みや苦みが活かされている」「確かな味でまろやか」などの好意的なご意見を多数いただきました。用意した約600の試供品もすぐになくなり、商品化に確かな手ごたえを感じました。
販売は来春の予定ですが、facebookに「なるなるプロジェクト」を開設してお客様の反応を探るなど、現在さまざまな販売促進の方法を検討中です。私たちも実際に淡路島に足を運び、生産者の意見を聞くなどの活動を通じて、より鳴門オレンジに対する思いが強くなり、淡路島の活性化に意欲を燃やしています。