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中央図書館のリニューアルオープンを記念して、映画「疎開した40万冊の図書」の上映会とナレーション担当の俳優の長塚京三さんらのトークショーが開催されました。

2013/12/03

 中央図書館がリニューアルオープンしたことを記念し、映画「疎開した40万冊の図書館」の上映会とトークショーが、11月30日午後、中央キャンパス・公江記念講堂で開催され、学生や教職員、一般市民など400人が参加しました=写真左=。

 関西では初上映となった同作品は、第二次世界大戦末期に東京市立日比谷図書館から蔵書を郊外に運び出し、戦火から貴重な資料を守ったという史実に迫ったドキュメンタリー映画です。上映後は金高謙二監督と、ナレーションを担当した俳優の長塚京三さん、河内鏡太郎図書館長、プロデューサーの森島恒行さんら=写真右の右から順=がトークショーを行いました。

 金高監督は「音響などの設備が整った素晴らしいこの環境で、若い人にこの映画を見ていただくことができて嬉しいです」、長塚さんは「私は、終戦の1か月後に生まれました。同世代の森島プロデューサーから、この映画が制作されることを聞いた時、もし自分がその時に居たらどんな感じだったんだろうと思い、ナレーションを引き受けました」と、それぞれコメントしました。

 トークショーの最後に、学生が「私は今まで本に親しむことなく過ごしてきましたが、この映画を見て、今までもったいない人生の過ごし方をしてきたなと後悔しました。どんどんIT化が進む現在、世の中から本がなくなるのでは? とメディアなどで報道され、悲しい気持ちになりましたが、その答えがこの映画の中にあるのではないかと思いました」という感想を述べ、それを聞いた金高監督は「最大の賛辞をいただき、ありがとうございます。この映画がバイブルのようなものになれば」と喜び、会場は温かいムードに包まれました。

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