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交換留学を終えて帰国した学生の「帰国報告会」と、本学が受け入れている留学生の「日本語発表会」が開催されました。

2014/12/22

 オーストラリアの大学へ交換留学した学生4人の帰国報告会が12月10日、中央キャンパスのマルチメディア館で開かれ、学生、生徒、教員ら約20人が出席しました=写真右=。今年、オーストラリアに交換留学で学生が学んでいたのはマードック大学とクイーンズランド工科大学の2大学です。

 木村英里菜さん(英語文化学科3年)と久保田華さん(同3年)は、自分が留学していた大学の概要や寮での生活、授業の様子、時間割を説明するなどして留学体験を発表しました。落合菜々子さん(同3年)は留学経験を通して気付いたことを「英語が話せる≠国際人 ~友達が教えてくれたこと~」、藤井萌さん(同4年)は留学期間が就職活動の時期と重なっていたことから「留学で得たものと就職活動」と題してそれぞれ話しました。


 オーストラリア(マードック大学)、韓国(韓南大学)、中国(山東大学)から来日している交換留学生5人が、留学期間が終了するのを前に各自の研究成果を日本語で発表する「日本語発表会」が12月15日、マルチメディア館で開催されました。会場には、留学生と交流のあった学生や教員ら約20人が集まり、留学生の発表に聞き入っていました。
 

「日本の銭湯と温泉の歴史と文化」 エリシア・マケンナさん (オーストラリア マードック大学)
 日本人の温泉や銭湯好きを歴史や文化の面から紹介。欧米の国々でもお風呂の効果が広がっていることを発表しました。

 
「高齢者問題」 ケイラ・クラスさん (オーストラリア マードック大学)
 高齢者問題は全世界で共通の問題であることを指摘し、オーストラリアと日本の状況を比較して問題点を挙げ、解決策として「社会保障費の確保」「退職年齢の引き上げ」「移民の受け入れ」などを話しました。

「日本と中国の電車」 ソウ・ケイブンさん (中国 山東大学)
 中国の列車に関することを、速度や座席、切符の金額、乗車時間などから紹介。転売防止のために、身分証明書がないと切符が買えないことや、春節(正月)や国慶節(建国記念日)などの帰省時には大変混雑して、駅が人で埋め尽くされる様子を紹介しました=写真左。

「日本人が大好きなお風呂文化」 チョン・ヒョンギョンさん (韓国 韓南大学)
 日本と韓国のお風呂の歴史や違いをそれぞれ紹介しました。お風呂の目的が、日本では疲れをとることを重視しているので、お風呂のふたや入浴剤などの発達や入浴シーンがアニメや映画に登場するなど、生活に密着していることを指摘しました。

「日中の自転車事情比較」 チン・チンウさん (中国 山東大学)
 自転車に乗る人は中国の方が多いと思っていたけど、日本では中国より自転車に乗っている人が多いことが判明。その理由として、中国では上海、北京などの大都会では政府は自転車の使用を禁止していること、道路設計が悪く自転車が通れないことなどを挙げました。自転車のメリットは「環境に優しい」「体にいい」「交通渋滞の緩和」にあるので、交通ルールをちゃんと守って自転車にぜひ乗りましょうと呼び掛けました。


 発表会後には、国際交流室でパーティが開かれ、参加者は日本での滞在期間が残り少なくなった留学生たちとの時間を楽しみました。

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