「学生時代は終わりますが、いつまでも、青春の輝きの中にあってください」。大学、短大の卒業式で、糸魚川学長が卒業生2737人に向けて式辞を述べました。
2015/03/21
武庫川女子大学、短期大学部の2014年度卒業式が3月20日、21日に公江記念講堂で行われ=写真右=、大学、短大合わせて 2737人に卒業証書・学位記が授与されました。
「学生時代は終わりますが、いつまでも青春の輝きの中にあってください」と学長が式辞
式では、糸魚川学長が各学科の総代一人ひとりに「おめでとう」と声を掛けながら卒業証書・学位記を手渡しました=写真中=。
糸魚川学長は式辞の中で「今日巣立っていく皆さんは、自立とは何かを真剣に考えておられるに違いありません。自立している人は、他の人に役立つために、自分のあり方を自ら考え、行動している人です」と話しました。
20年前の阪神・淡路大震災で犠牲になった本学の3人の学生のこと、震災の年に生まれた在学生の活躍に触れ、「若い人生を真剣に生き抜いた3人は、今も私たちの心に生き、私たちを勇気づけ、自立の道を支えていてくれます。皆さんはこの3人を含む多くの友人に支えられ、そして皆さんも友人を助け、本学を卒業するのです」と続けました。
最後に「卒業される皆さんの進路は、さまざまでしょう。新たな試練に立ち向かい、つらいこともあるでしょうが、いつでも母校を訪ねてください。苦難も喜びも分かち合いましょう。学生時代は終わりますが、いつまでもいつまでも青春の輝きの中にあってください」とエールを送りました=写真左=。
「大学での学びをもとに、社会貢献を」と卒業生代表が答辞
20日午前の文学部、健康・スポーツ科学部の式では、在学生代表の大島美佳さん(心理・社会福祉学科3年)が送辞を述べ、卒業生代表の平間翔子さん(日本語日本文学科4年)が「大学で学んだ四年間で得た知識や経験、友人や先生方との出会いは貴重な財産であり、今後もこの繋がりを大切にしていきたいと思います。それぞれのフィールドで自身の力を最大限に発揮して社会に貢献していきたいと思います」と力強く答辞を述べました。午後の生活環境学部、音楽学部、薬学部の式では、帶邊菜穂さん(建築学科3年)が送辞を、中岡恵莉さん(薬学科6年)が答辞を述べました。
21日午前の短期大学部の式では坂田十和子さん(食生活学科1年)が送辞を、西岡美咲さん(生活造形学科2年)が答辞を述べました。
式後、卒業生たちは、正門前で同級生や家族らと記念写真を撮るなどして、名残を惜しんでいました。
本年度の学位授与者数は以下の通りです。
○短期大学部 779人
〇文学部 908人
○健康・スポーツ科学部 199人
〇生活環境学部 614人
〇音楽学部 53人
〇薬学部 184人
○大学院(博士) 3人
○大学院(修士) 116人
○専攻科 3人