京都大のフィールドワーク実習に、本学の食物栄養学専攻の大学院生と学生が参加しました
2015/12/28
武庫川女子大学と京都大学の野生動物研究センター(WRC)、霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院(PWS)が学術交流協定を締結したのを受け、大学院生活環境学研究科食物栄養学専攻修士課程1年の磯﨑絵美さん、和田麻由子さん、生活環境学部食物栄養学科4年の奥田華奈さん、吉田由加子さんの計4人が、PWSのカリキュラムの1つである笹ヶ峰実習(フィールドワーク実習)に参加しました=写真左。
実習は10月22日から25日まで、新潟県妙高市の京都大学笹ヶ峰ヒュッテ(標高1300㍍)で行われ、
大自然を実感=写真中=する一方、ヒュッテでの調理や掃除の際には、包丁やまな板は使用前後に熱湯消毒を行うことや、肉や魚に火が通りやすくするため切り込みを入れるなど下準備の手際良さや知恵が求められることを実感。また、キッチンの掃除では、生態系が崩れる恐れがあるためハイターなど強力な洗剤を使用できないことを知り、環境に対する配慮が足りなかったと反省しました。
2日目に行われた妙高、糸魚川両市にまたがる火打山(標高2462㍍)へ登山では、ヒュッテから標高2110㍍の「天狗の庭」=写真右=を折り返し地点に約9時間かけて歩き、体力をできるだけ消費しない歩き方や休憩は1時間に1回のペース、食べ物は少量頻回で摂取することなどを覚えました。3日目には、ヒュッテ周辺で散策やロープワーク、たき火、ビバークのレクチャーを受け、ロープワークはフィールドだけでなく、洗濯物を干す時や新聞紙をまとめる時など日常生活でも役立つことを知りました。
4人は「都会では経験できないことをたくさん学ぶことができた。人間は自然のなかで生かされており、他の動物たちと共存しているということを身を持って感じた。また、他大学他学科の方々と接することで、自分の専門とは違った話や考え方を知ることができた」と感想を述べています。
実習の詳細は報告書をご覧ください。