生活環境学科の学生2人が、試験対策講座を活用して二級建築士試験に合格しました。
2016/01/08
生活環境学科3年の森歩野花さん、守澤あかねさん=写真右から=の2人が二級建築士試験に合格しました。いずれも、本学短期大学部生活造形学科から大学生活環境学科3年次に編入した学生です。短大で取得した受験資格を生かしての合格です。
2人は、学内で開講されている対策講座を受講しながら7月5日の学科試験に挑戦し、夏休み期間に集中して製図の試験対策に取り組み、9月13日に行われた2次の設計製図試験を受験し、12月3日に合格の通知を受けました。
森さんは「試験に向けて、かなり勉強しました。合格という結果につながってとてもうれしいです」、守澤さんは「卒業制作では大きな建物に取り組みますが、将来は住宅のリフォームやリノベーションの仕事につきたいと思います」と話しました。資格取得は卒業後の選択肢が広がり、自信に繋がったとも語っています。
二級建築士は、住宅および一定規模までの建築を設計する際に必要な国家資格で、本年度も最終合格率は21%という難関です。全国の大学、短大等の空間系学科では、カリキュラムの内容に応じて所定の単位を取得して卒業すれば、受験することができます。取得した単位によっては実務期間が最大2年間必要になることもありますが、本学では2009年度の短大生活造形学科入学生からは実務経験がなくても受験資格を取得できるようになりました。
これまで生活環境学科が行っていた「学科試験対策講座」ですが、2015年度からは資格取得を支援する「事業課資格サポート窓口」が運営する「資格対策講座(エクステンション講座)」の中で開催されるようになり、受験資格のある在学生と卒業生を対象に開講しています。
9月末からは、来年度の試験に向けた対策講座がスタートし、27人の学生が受講し、こうした朗報を励みに勉強しています。対策講座を支援する同学科の教員らは「本学科では二級建築士取得に戦略的に力を入れています。一つの目標を達成した自信が、卒業研究や就活などのあらゆるシーンでの自信につながっていくと思います」と話しています。