麻疹(はしか)が、若い人の間で流行しています! 手洗い、うがいを励行、ワクチンを接種! 症状が出たら学校を休み、早めに受診を!
2007/05/24
現在、関東地方を中心に10~20歳代の若者の間で麻疹(はしか)が流行し、集団感染により複数の大学が休校となっています。関西でも大阪狭山市の専門学校で集団感染があり、休校措置がとられるなど流行の兆しが見られます。保健センターは、次のような注意を呼びかけています。
《 麻疹の特徴 》
[潜伏期間]感染(麻疹患者と接触)してから10~12日後に発症
[症 状] 感染後1~2週間で風邪に似た症状(発熱、咳、鼻水)や結膜充血が出る。2~4日目ごろ一度熱が下がり、口の中に白い斑点が出る。約半日ごろに再び高熱がでて、体に赤い発疹が出る。
※非常に感染力が強く、重症化することがある。
《 注 意 事 項 》
○ 麻疹の症状が疑われる人
37.5度以上の発熱や風邪症状、発疹などで体調不良の症状がある場合、学校を休み、早めに医療機関を受診してください。なお、受診する際には麻疹の患者と接触したことをあらかじめ医療機関に伝えておいてください。
○ 麻疹と診断を受けた人
大学として公欠を認めますので、できるだけ通院以外の外出や人との接触を避け、医師の指示に従って自宅で安静にしてください。麻疹と診断された場合、必ず保健センターへ電話で連絡してください。(電話:0798-45-3545)
なお、公欠申請の際には、登学禁止期間が明記された医師の診断書が必要となります。
○ 麻疹にかかったことのない人
麻疹ワクチンは免疫効果が高く、発症の予防や重症化予防が期待できます。予防接種をまだ受けていない方が麻疹の患者に接触した場合、接触して3日以内に予防接種を受けると発症が予防できるので、早めの接種をお勧めします。過去に予防接種を受けた方も、免疫力が低下している場合がありますので、かかりつけ医に検査や再接種について相談してください。
○ 予防のために
手洗い・うがいをこまめにしましょう。病気に対する抵抗力をつけるため、充分な睡眠とバランスのよい食事を心がけましょう。咳をしていて麻疹を疑われる人のそばにはできるだけ近寄らないようにしましょう。