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第4回「シルクロードを通して見た建築と文化」国際会議が、8か国からの研究者や学生が参加して、武庫川女子大学上甲子園キャンパスで開催されました。

2016/07/17

 第4回「シルクロードを通して見た建築と文化」国際会議が7月16日、世界8か国から研究者や学生が参加し、3日間の日程で兵庫県西宮市の武庫川女子大学上甲子園キャンパスで開幕しました。

 同会議は、シルクロードの東に位置する武庫川女子大学と西に位置するトルコのバフチェシヒル大学が中心となり、国際シルクロード大学連合(International Association of Silk Road Universities/略称iaSU)の名のもとに開催される国際会議で、アジアや中東を含むシルクロード地域の開発が進み、伝統的な生活や技術や文化が急速に衰退している現状の下、シルクロード地域諸国の各地域固有の「文化」を学術的に再認識するものです。第1回会議(2011年)と第3回会議(2015年)をバフチェシヒル大学で、第2回会議(2012年)を武庫川女子大学で開催しています。
 
 第4回会議では、日本、トルコ、イラン、エジプト、中国、ギリシャ、アメリカ、オーストラリアの計8か国から参加した研究者や学生が、計55本の研究発表を行うほか、基調講演、学生による作品ポスターセッションなどが行われました。

 16日の開会式では、大河原量・武庫川学院理事長、糸魚川直祐・武庫川女子大学学長、iaSU2016JAPAN組織委員会委員長の岡﨑甚幸・武庫川女子大学建築学科長、バフチェシヒル大学のアリ・ギュンギョル副学長らが、学術交流や同会議の意義などを述べました。また、来賓の西宮市の今村岳司市長は「日本は異文化を上手に取り入れてきた国。トルコは東西文化を融合させてきたすばらしい国です」と文化の融合への期待を述べました。
 その後、東大寺長老の森本公誠氏が、基調講演「イスラムと仏教ー歴史的視点を交えてー」を行いました。

 2日目の17日は、研究発表が行われた=写真左=ほか、建築学科の学生による茶道体験コーナーが催され、参加者は日本の文化を楽しみました=写真右=。
 研究発表では、東京工業大学名誉教授の和田章氏が招待スピーカーとして講演し=写真中=、熊本地震の現状報告を通じて、より地震に強い建物構造について述べました。

 最終日の18日は、参加者は法隆寺や東大寺などを訪れ、日本の歴史や文化に触れます。
 
 


 

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