「自立した女性とは他の人に役立つために自分のあり方を考え、行動している人です」。大学の卒業式で、糸魚川学長が卒業生に向けて式辞を述べました【動画を公開しました】
2018/03/21
武庫川女子大学、武庫川女子大学短期大学部の2017年度卒業式が3月20日、21日に公江記念講堂で行われ、大学生 1904人、短大生691人に卒業証書・学位記が授与されました=写真左=。【動画サイトへ】
「自立した女性とはほかの人に役立つために自分のあり方を自ら考え、行動している人です」と学長が式辞=写真中=
式では、糸魚川学長が各学科の総代一人ひとりに「おめでとう」と声を掛けながら卒業証書・学位記を手渡しました。
糸魚川学長は式辞の中で「今日巣立っていく皆さんは、自立とは何かを真剣に考えておられるに違いありません。自立している人は、他の人に役立つために、自分のあり方を自ら考え、行動している人です」と話しました。
防災活動に取り組む卒業生や阪神淡路大震災で犠牲となった3人の卒業生を紹介し、「私たちの自立の道を導く『ともし火』は、この方々を含む、すべての先輩方によって灯され続けています」と語りました。
最後に「明日からは、世の中はあなた方を社会的に独り立ちした人とみなします。新たな試練に立ち向かい、つらいこともあるでしょうが、いつでも母校を訪ねてください。苦難も喜びも分かち合いましょう。苦難は皆で担うと軽くなり、喜びは倍増します」とエールを送りました。
「友人との出会いを財産に、学んだ知識を糧に旅立ちます」と卒業生代表が答辞
20日午前の文学部、健康・スポーツ科学部の式では、卒業生代表の濱岡遥香さん(健康・スポーツ科学科4年)が、「たくさんの友人との出会いは、大学生活をより充実したものとしてくれた上、この先も続く財産です。学び得た知識や経験に胸をはり、自信を持って旅立ちます」と力強く答辞を述べました=写真右=。
午後の生活環境学部、音楽学部、薬学部の式では、卒業生代表の上山里水さん(食物栄養学科4年)が「私たちの大学生活は多くの人たちの支えがあったからこそ、乗り越えられたと、改めて感謝申し上げます」と答辞を述べました。
21日の短期大学部の式では、卒業生代表の折谷仁美さん(幼児教育学科2年)が「自らが選んだ道に誇りを持った、輝く女性になることを誓います」と未来への思いを答辞に託しました。
本年度の学位授与者数は以下の通りです。
〇文学部 874人
○健康・スポーツ科学部 198人
〇生活環境学部 611人
〇音楽学部 37人
〇薬学部 184人
○短期大学部 691人