「武庫川学院の永久の発展を祈っています」。鳴松会の中国・九州・沖縄地区懇親会が広島市内で行われ、卒業生が母校にエールを送りました。
2007/08/27
本学の同窓会「鳴松会」の中国・九州・沖縄地区懇親会=写真右=が8月26日、広島市内のリーガロイヤルホテル広島で開かれ、卒業生28人と学院関係者23人が参加し、旧交を温めました。
広島支部長の山口美代子さん(大学英文学科卒)の「今年の夏はことのほか暑い日が続きますが、この暑さに負けずに広島においでいただき、嬉しさで一杯です」との開会の言葉で懇親会はスタートしました。
食物栄養学科長の福田満教授=写真中=が「和食の栄養で健康増進」と題して、記念講演。「日本が長寿国になったのは、昔からの食事が良かったからで、若者の食生活を反映したものではありません。和食の食材に多く使われる野菜は食物繊維を含み、カロリーが低い。大豆や魚に含まれる機能性物質は肥満や動脈硬化を予防する働きがあるうえ、これも低カロリーです。和食はメタボリック・シンドロームを防ぐ優れた食事と言えます。但し、肥満は良くないので、食べ過ぎには注意してください」と和食が長寿につながることを強調しました。
この後、國友順一・学長が最近の学院の状況を説明し、「社会に貢献する有為な人材の育成に努力してまいります。会員が16万人を超えた鳴松会と学院はもっと密接に活動していきたいと考えています」とあいさつ。鳴松会幹事長の奥野温子・生活環境学科教授は「鳴松会をもっと活性化するため、意見を寄せてください。社会で活躍している卒業生は大学に戻り、後輩に話をしてほしい」などと呼びかけました。
今安達也・副学長の音頭で乾杯した後、出席した教員が学科の最近の様子を説明したり、鳴松会の各支部が活動状況を報告したりしました。その中で、岡山支部長の目黒幸子さん(被服学科卒)=写真左の右側=が千羽鶴を披露しました。「鳴松会を広島で開催するのなら、原爆の犠牲者の慰霊と平和を祈る気持ちを込めて、千羽鶴を平和公園に捧げましょう」と高塚知子さん(同学科卒)=写真左の左側=らが一羽一羽に祈りを込めながら折ったものです。
最後に卒業生らは一人ずつ、母校にメッセージを寄せました。「学院は立派に発展し、誇りに思っています。これからは女性の時代。社会に貢献出来る女性を育てる教育を」「武庫川学院の永久の発展を祈っています」「新聞やテレビなどで学生や先生らの活躍が報じられ、嬉しい」「時代に即した、エレガントな女性を育成して」「国際的に活躍する女性を輩出してください」「厳しい(教育の)女子大を目指してほしい」「男女共学になる大学が増えていますが、女子大の伝統を守って」……。暖かい言葉に、学院関係者は更なる努力を誓いました。
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鳴松会の北陸地区懇親会は8月19日に福井市内で、四国地区懇親会は9月9日に高知市内で開催されました。