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武庫川学院創立80周年記念プレイベントⅥ 座談会「オリンピアンたち」が17日、メディアホールで開かれ、約300人が観覧しました。

2018/11/17

元オリンピアンやオリンピックにゆかりの深い卒業生7名と大河原量学院長、瀬口和義学長による座談会「オリンピアンたち」が17日、メディアホールで開かれました。武庫川学院創立80周年記念プレイベントとして2016年からシリーズで行っている卒業生座談会の第6弾。オリンピックイヤーを2年後に控え、「スポーツに強い武庫女」の歴史をひもとき、新たなオリンピアンをめざす学生にエールを送ろうと企画しました。登壇者の多くが、現在もトップアスリート育成や、スポーツにかかわる活動を続けており、運動系クラブの学生を中心に約300人が詰めかけた会場は熱気に包まれました。

 

7名は、水泳、体操、カヌーで活躍。水泳からは、オリンピック3大会に連続出場した村山(西側)よしみさん(現 日本水泳連盟常務理事)をはじめ、春岡杜史子さん(現 トータルオリンピックレディース会副会長)、田嶋(初田)恭江さん(健康・スポーツ科学部教授)が登壇。3名は、モントリオールオリンピックにそろって出場し、400mメドレーリレーをともに戦ったメンバーでもあります。体操からは、世界体操選手権で団体3位の実績を誇りながら、けがでメキシコオリンピックを逃した「幻のオリンピアン」小沼博子さんと、14歳でロサンゼルスオリンピックに出場した黒坂(行森)文美さん。小沼さんは、1964年東京オリンピックで聖火ランナーを務めました。そして、現在、全国インカレ7連覇中のカヌーからは、その強さの礎を築いた東野(渡辺)麻子さん(アトランタオリンピック出場)と金村(鈴木)祐美子さん(アテネ、北京オリンピック出場)が登壇しました。

 

冒頭、大河原学院長は「本学がめざすのは文武両道の学生スポーツです。20172月にスポーツセンターを開設して、学生アスリートを大学ぐるみでバックアップする体制を整えました。この取り組みが、スポーツ庁による2018年度の大学スポーツ振興事業の対象に選ばれ、国の財政支援を得て、センターの活動が促進されるうれしい状況が生まれています。これを弾みに本学のさらなるスポーツ振興をはかり、他大学とスポーツの分野で高めあっていきたい」とあいさつしました。

 

座談会は田嶋教授が自ら進行を担当。本学が早くからスポーツに注力し、選手育成に取り組んだ教育的意義や、こうした心意気にこたえて集まった指導者や仲間の思い出、それぞれのオリンピックに至る道のりとオリンピック後のキャリアについて、語り合いました。

 

 村山さんは「小学5年生のとき、東京オリンピックを見て、行きたい!と思い、15歳で初出場。3度のオリンピックで、潜在力を引き出せば、信じられない記録が出ることも学びました」と言い、カヌーの東野さんは「大学時代にインカレで総合優勝をめざしたがかなわず、納得いくゴールをめざしてやり続けたらオリンピックが目の前にあった」。登壇者の中でただ一人、オリンピック出場を逃した小沼さんは「オリンピックはほとんどの人が目指しても出ることができない厳しい道。がんばったからなし得るものではないけれど、努力は後々身について生きてくるものです」と話しました。

 

現在、本学では次の東京オリンピックをめざせるアスリートが続々と育っています。座談会の終盤では、体操、陸上、カヌーの全日本インカレでそれぞれ優秀な成績を収めた4人が登壇しました。体操で全日本インカレ個人総合優勝の平岩優奈さんは「日本にとって必要とされ,、メダルをねらえる選手になりたい」と意気込みを語りました。 

 

スクリーンに、登壇者らのオリンピック出場当時の雄姿や、現在の運動系クラブの活躍がわかる動画が流れ、会場を沸かせました。最後に、運動系クラブの試合会場などでおなじみの武庫川学院応援歌「がんばれ武庫川」を全員で歌い、オリンピックに向け、気合を込めました。

 

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