教育学科・酒井ゼミの学生が、地域の小学生に「鳴尾いちご」の歴史を伝え、栽培方法を指導しました。
2018/12/07
教育学科・酒井達哉准教授ゼミの3年生10人が11月26日、西宮市立鳴尾小学校(西宮市鳴尾町5、青野祐子校長)と、西宮市立鳴尾東小学校(西宮市笠屋町30、西垣光代校長)へ生活科の出前授業に出向き、各校の2年生児童に対して「鳴尾いちご」の歴史を分かりやすく劇化して伝え、いちごの栽培方法を指導しました。
鳴尾小学校では、ペットボトルを使った「鳴尾いちご」の栽培キットの作り方やいちごの育て方を指導=写真左・中=、 鳴尾東小学校では児童と共に校内の畑にいちごの苗を植えました=写真右=。小学生は「いちごを早く食べたいな」「苗のお世話や観察をがんばるよ」など、楽しそうにいちごの栽培に取り組みました。
小学校の先生方からは「この学習活動を通して、自分が生まれ育った地域をふるさととして大切に思う気持ちが生まれました」などの感想が寄せられました。
今後も春の収穫までゼミ生が継続して栽培をフォローしていく予定です。
今年度は上記の2校以外に、兵庫県立鳴尾高等学校からも依頼を受け、ゼミ生が学校教育館で育てた「鳴尾いちご」の苗を、総合人間類型1年生・2年生に提供しました。
提供した「鳴尾いちご」の苗は3校合計で300ポットです。
また、酒井ゼミは12月22日に開催される、兵庫県主催「ひょうご環境担い手サミット」において、今年度の活動成果を口頭発表する予定です。
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酒井ゼミでは教育演習の一環として、大学がある鳴尾地区で明治から昭和の初めにかけて栽培された「鳴尾いちご」を環境学習における地域教材として活用しようと、学校教育館の屋上で栽培。武庫女生まれの「ラビーいちご」と名付けて、2016年度より西宮市内の小学校で「鳴尾いちご」の歴史を伝える出前授業を行うとともに、栽培キットを環境学習教材として学校に提供する活動を行っています。