「ひょうご理系女子未来塾」が西宮市立上甲子園中学校で、トライやる・ウィークに向けた職業体験講演を開催しました。
2019/02/28
武庫川女子大学は2月25日、西宮市立上甲子園中学校(辻村隆校長)で1年生(194人)を対象に、今年のトライやる・ウィークに向けた職業体験講演を開催しました。
同校での職業体験講演は昨年続いて2回目となります。武庫川女子大学が主体となって理系女子の育成を支援する「ひょうご理系女子未来塾」の活動の一環として、生徒たちが職業への興味や関心を高めることを目的に、同校と共催で開催しました。
兵庫県では、1998年度から中学生が地域で職場体験学習をするトライやる・ウィークを実施しており、仕事を知るだけでなく、働くイメージを確立するための貴重な機会になっています。
トライやる・ウィークはスタートしてから20年が経過しており、大学と地域の中学校が連携し、地元を中心とした企業と協力して体系的なプログラムを考案しているところであり、今回の取組みはそのモデルとなるものです。講演には生徒のほか、保護者や受け入れ先になる地域の事業者らも参加しています。
職業体験講演は、
▽「食品会社の仕事について」(フジッコ株式会社 尾崎薫さん)
▽「薬局(薬剤師)の仕事について」(株式会社ぼうしや薬局 北郷悠子さん)
▽「人や物を運ぶ、鉄道関係の仕事について」(阪神電気鉄道株式会社経営企画室 堀井健史さん、同社運輸部 志智仁さん)
▽「幼稚園教員・保育士の仕事について」(武庫川女子大学教育学科卒業生 元木理恵さん)
▽「新聞を作る仕事について」(武庫川女子大学広報室 米田浩子さん)
▽「開発の仕事について」(株式会社コーナン・メディカル 麻生陽子さん)
▽「販売の仕事について」(株式会社ヤマハミュージックリテイリング神戸店 三舟彩さん)
▽「キッザニアの仕事について」(キッザニア甲子園営業部 田嶋文彦さん、大谷真矢さん)
の計8講座が開かれ、生徒はそれぞれ希望する2つの講座に参加しました。
同校でのトライやる・ウィークは、5月27日から31日に実施する予定です。
講師のみなさんからは、「生徒が興味を持ってくれるかどうか、心配をしたが、積極的に質問をしてもらった」、「前回は、仕事の説明が難しかったので、今回は実験を取り入れて、生徒に理解してもらえるようにし、熱心に聞いてもらうことができた」、「難しい内容だったと思うが、真剣に聞いてもらった」などと感想を話していました。
学年主任の教員は、「この講演を活かして、トライやる・ウィークでは、働くことを通じて生き方を学んでほしい」と期待を話しました
3月13日には、西宮市立学文中学校(西宮市学文殿町)で「トライやる・ウィークStart up講座」を実施します。
「ひょうご理系女子未来塾」の活動は、こちらからご覧いただけます。(リンクを張ります)