日本きのこ学会会長に食物栄養学科の松井徳光教授の就任が決定しました。
2019/03/29
生活環境学部食物栄養学科の松井徳光教授が、日本学術会議協力学術研究団体である「日本きのこ学会」の第12期会長に就任することが決定しました。全国の女子大学教授では初めての会長です。任期は2019年4月1日から2年間。
松井教授はワインやビール、清酒などのアルコール飲料をはじめ、チーズ、味噌など「きのこの発酵能を利用した機能性食品の開発」に関する研究分野の第一人者で、現在は、日本きのこ学会副会長を務めています。
日本きのこ学会は「きのこを科学し、きのこに関わる産業の発展に貢献する」ことを目的に発足した日本学術会議の学術登録団体で、学会では、中国や韓国の関連学会とともに国際共同研究の推進に積極的に取り組み、ヨーロッパの関連学会と研究成果を競っています。武庫川学院創立80周年の2019年は、日本きのこ学会第23回大会が本学で開催される予定です。
松井教授はこれまでに、「日本きのこ学会 学会賞」(第16回、2015年)、きのこ界のノーベル賞ともいわれる「森喜作賞」(第33回、2011年)などを受賞しており、発酵と酵素の機能食品研究会の会長も務めています。
松井教授は「今年、本学は学院創立80周年を迎えました。『日本の女子大を、更新しよう。』をスローガンに2039年の創立100周年に向け、さらなる発展を見据えた将来構想ビジョンの策定プロジェクトを進めているところです。『更新』をするのは、本学の教職員と学生であると考えています。全国のきのこ関係者に武庫川女子大学の素晴らしさを理解していただける絶好のチャンスです。私は、きのこの研究で女子大の更新を目指します」と抱負を話しています。