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フランク・ロイド・ライト財団が武庫川女子大学甲子園会館を見学。建築学専攻の大学院生が英語で案内しました。

2019/05/20

アメリカのフランク・ロイド・ライト財団20人が5月18日、武庫川女子大学甲子園会館を見学し、建築学専攻の大学院生が英語で館内を案内しました。

ガイドは大学院生活環境学研究科建築学専攻修士課程2年の上間梨乃さんが務めました。上間さんは、これまでも英語でのガイドを務めており、フランク・ロイド・ライト財団に対しても3回目のガイドでした。単に建物の説明だけでなく、現在建築学科によってどのような活用がされているかについても流暢な英語で解説し、「ベリーグッド」と称賛を浴びていました。

 フランク・ロイド・ライト財団は、ライトの業績や建築思想の継承、建築物の保存活動を行っている団体で、今回のツアーは、東京から広島まで、ライト式を含む建築物などを約10日間にわたって観て回るものです。フランク・ロイド・ライト(1867~1959年)は、近代建築の三大巨匠の一人に数えられるアメリカの建築家です。日本には芦屋市の旧山邑太左衛門邸(現ヨドコウ迎賓館)、自由学園明日館(東京都豊島区)や帝国ホテルライト館(博物館明治村に中央玄関部を移築)などの作品を残しています。

 甲子園会館は、ライトの愛弟子である遠藤新の設計により、甲子園ホテルとして昭和5年(1930年)に竣工しました。日本に残る貴重なライト式建築として、海外からの見学者も増加しています。フランク・ロイド・ライト財団は、平成17年度(2005年度)からだけでも13回、351人が見学に来ています。

 平成29年(2017年)はライトの生誕150年に当たることから、海外からの建築家や建築愛好家の団体見学が急増しました。これを契機に建築学科学生・院生による英語でのガイドをスタートさせました。それまでは、外国人見学者に対しては通訳を介して説明していましたが、授業に支障がない範囲で、学生や大学院生が英語で直接説明を行うことにしたものです。平成29~30年度に外国から延16団体、517人が見学に来ましたが、その半分の延8団体、260人に学生・院生が直接英語で説明を行っています。ガイドに携わった学生は延13人、院生は延19人に上っています。

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