武庫川女子大学薬学部と西宮市薬剤師会は、地域連携および研究教育連携に関する協定の調印式を行いました。
2019/09/19
武庫川女子大学薬学部と西宮市薬剤師会は9月11日、地域連携および研究教育連携に関する協定の調印式を行いました。
調印式は、武庫川女子大学薬学部で行われ、一般社財団法人西宮市薬剤師会の鄭会長と篠塚学部長が協定書の調印と交換を行いました。
鄭会長からは、「私が会長になってから、何かできることはないかと考えていたところ篠塚学部長からお薬相談会のお誘いをいただき、それを足がかりに武庫川女子大学薬学部と提携を結ぶことになりました。
薬剤師側からは、医療倫理など、大学での学びについて様々なことを言われます。これらの問題につきましては、今後大学との連携が深まることで、より現場の薬剤師を見る学生との距離が縮まって行くのではないかと感じています」とあいさつがありました。
また、篠塚学部長は、「医薬品医療機器等法は大きく改正されます。それに伴って薬業界に対する厚生労働省の方針もダイナミックに変わることになります。薬剤師の育成機関である大学も進化していかなければなりません。この変革に、現場との連携は非常に重要であると思います。現場で必要とされ、患者さんのニーズに応えることのできる薬剤師を育て、大学と薬剤師会の連携を緊密に取って社会の期待に応えていき、さらに成果を地域の住民の方々に還元していきたいと考えています」と述べました。
武庫川女子大学薬学部と西宮市薬剤師会はこれまでに、市民向けの「お薬相談」やサプリメント・フレイル予防等に関する「健康講演会」を開催し、健康に関する情報提供を継続して行うなどして、地域連携に成果をあげてきました。
調印式では、今後は、地域住民に対する「お薬相談」と「健康講演会」の事業範囲の拡大とセルフメディケーション推進事業の促進、さらには薬の適正使用(ポリファーマシーや飲み残し等)に関する調査研究と地域住民への啓発活動に取り組んでいきたいと考えも述べられました。
市民の皆さまには、今後、近くで「健康講演会」などが開催されましたら、多くの方に参加していただき、健康管理のために利用していただきたいと思います。
【武庫川女子大学薬学部 広報委員会】