新型コロナウイルスのワクチン接種に向け、西宮市薬剤師会と武庫川女子大学薬学部が薬剤師を対象に「新型コロナワクチン希釈・充填手技に関する研修会」を共同開催しました。
2021/03/30
新型コロナウイルスのワクチン接種に向け、西宮市薬剤師会と武庫川女子大学薬学部は3月28日、武庫川女子大学薬学部で「新型コロナワクチン希釈・充填手技に関する研修会」を共同開催し、同市内の薬局の薬剤師約80人が参加しました。
西宮市では一般市民を対象とした集団接種において、西宮市内の薬局の薬剤師が注射器にワクチンを希釈調製し充填を担当する予定です。
このため、武庫川女子大学薬学部と西宮市薬剤師会は連携事業の一環として、薬剤師を対象にした研修会を武庫川女子大学薬学部で開催することになりました。
研修は新型コロナウイルスへの感染症対策を万全にするため、2回(各約2時間)に分けて行われ、参加した薬剤師は武庫川女子大学薬学部臨床製剤学講座の内田享弘教授らスタッフの説明や指導を受けながら、ガウンの装着やワクチンの希釈・充填手技に関するビデオ講義のあと、新型コロナワクチンに見立てた薬液を使って生理食塩水で希釈し、0.3ミリ・リットルずつ注射器に充填、準備する作業工程などを実技体験しました。
今回の研修会は、地域医療における薬剤師の医療参画を積極的に支援する事業であり、本学と西宮市薬剤師会、西宮市との連携事業にも資する重要な研修会と位置付けており、今後も同様な研修会を計画していきたいとしています。