＜日本語/English＞「第2期KOBE採用イノベーションスクール」の最終回が開催され、受講生が制作した各企業の「リクルーティングガイド」の発表が行われました。

The final session of the "2nd KOBE Recruiting Innovation School" was held, and the "Recruiting Guides" created by the students were presented.

 

English below.

 

　中小企業の人事や採用・インターンシップの考え方を学ぶプロジェクト「第2期KOBE採用イノベーションスクール」（主催：武庫川女子大学経営学部、神戸市　共催：兵庫工業会）の最終回（第6回）が11月18日開催され、受講生が制作した各企業の「リクルーティングガイド」の発表が行われました。

 

　KOBE採用イノベーションスクールは、神戸市が実施する「大学発アーバンイノベーション神戸」研究助成事業に採択された山下紗矢佳・本学経営学部講師の研究「中小企業におけるダイバーシティを前提とした採用力向上に向けた研究」の一部で、神戸市の地域課題、行政課題の解決等を目的に実施。心理学や組織論、教育学をベースに、中小企業の人事や採用・インターンシップの考え方を学ぶプロジェクトで、「採用」の視点から、企業の「強み」を見つめなおし、企業の魅力を若者に伝えるためのノウハウを獲得するカリキュラムを提供するものです。

 

　「第2期KOBE採用イノベーションスクール」には、神戸市内に本社または事業所、工場のある企業6社の人事担当者が参加。第1回目（8月19日）は、講師の尾山真・富山大学地域連携推進機構地域連携推進室准教授、コーディネーターの鈴木基史・武庫川女子大学経営学部教授、山下紗矢佳講師が採用イノベーションスクールの取り組みを紹介。続いて、講師で数々の企業で人事・採用部門の責任者を務めた曽和利光・人材研究所代表取締役が、「近年の企業の採用活動の変化」をテーマで講演を行いました。受講生は、第２回目以降、下記の講演の受講やワークショップで、それぞれの企業に合った人事や採用の考え方を検討して「リクルーティングガイド」を作成しました。

 

　この日のポスターセッションでは、参加者が作成した各社の「リクルーティングガイド」の説明を行い、来場した経営学部の学生の反応も検証しました。

　指導をしてきた岡本知久・富山大学芸術文化学部講師は「会社を紹介する際、開講当初、『当社』という言い方だったのが、今は『私たち』に変わった。会社の壁がなくなり、窓口が広がった。第2期採用イノベーションスクールでの学びをきっかけに、視点を変えて、考えることを続けてほしい」と評価しました。

　

　修了式では、福井誠・武庫川女子大学経営学部長から受講者一人ひとりに修了証書が渡され、主催者、共催者からはあいさつで、「今後も採用イノベーションスクールの試みを続け、兵庫県、神戸市で定着することを願っている」などと述べました。

 

　「第２期KOBE採用イノベーションスクール」の開催内容は下記のとおり。

 

　◆プログラム：講演とワークショップ（第2回以降）

　第２回（ 9/13）「面接、および応募者とのコミュニケーション」

　第３回（ 9/28）「視点を変えると発見が生まれる　自社のなるほどを探そう！」

　第４回（10/14）「4ページで見せる新卒向け、会社のなるほどガイド作成①」

　第５回（10/28）「4ページで見せる新卒向け、会社のなるほどガイド作成②」

　第６回（11/18）「成果物発表会＆セッション」

　

　◆講師

　　曽和利光・人材研究所代表取締役　

　　今城志保・㈱リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所主幹研究員

　　岡本知久・富山大学芸術文化学部講師　

　　青木慶子・㈱ウェルネス研究所代表取締役

　　尾山真・富山大学地域連携推進機構地域連携推進室 准教授　

　　

　◆コーディネーター

　　鈴木基史・武庫川女子大学経営学部教授

　　山下紗矢佳・武庫川女子大学経営学部講師

 

The 6th and final session of the "2nd KOBE Recruitment Innovation School" (hosted by Mukogawa Women's University Faculty of Business Administration and co-sponsored by the City of Kobe and the Hyogo Industrial Association), a project to learn about human resources, recruitment, and internships at small and medium-sized companies, was held on November 18, and the "Recruiting Guide" created by each company was presented by the students.

 

During the poster session, the participants explained the "recruiting guides" for each organization, and also verified the reactions of the students from the School of Business Administration who came to the event.

 

Mr. Tomohisa Okamoto, lecturer at the Faculty of Art and Design, University of Toyama, who has been teaching the course, said, "When we introduced the companies, the way we used to say 'our company' at the beginning of the course has now changed to 'we'. The walls between companies have been broken down and the window has expanded. I hope that the learning from the 2nd Recruitment Innovation School will help you to change your point of view and continue to think about things".

 

At the completion ceremony, Makoto Fukui, Dean of Mukogawa Women's University's College of Business Administration, presented each participant with a certificate of completion, and the organizers and co-sponsors gave their greetings, saying, "We hope that the Recruitment Innovation School will continue to experiment and take root in Hyogo Prefecture and Kobe City.