スチューデントキャリアサポータとして活動する学生たちが、仕事や就職、キャリア形成などについて調査・研究した結果を発表しました。
2008/02/06
学生のキャリア形成や就職を支援するキャリアセンターの主催で、「スチューデント・キャリア・サポーター」のワークショップ報告会が行われました。
スチューデント・キャリア・サポータは、各学科、各学年から約40人が自主的に集まって、自分自身を成長させるために「キャリア」「就職」をテーマとしたワークショップ活動に取り組んだり、就職活動中の先輩をサポートするためにイベントスタッフとして活動したりするなど、さまざまなことにチャレンジしています。
平成19年6月~平成20年1月までの約8カ月間取り組んだワークショップ活動では、メンバー自身がテーマを考え、選び出した6テーマを設定。各テーマに興味を持った学生が集まって調査や先輩へのインタビューを行い、研究を進めてきました。その研究結果を、1月24日に行われたワークショップ発表会でプレゼンテーション方式で発表しました。就職活動を控えた学生など約50人が参加、真剣に聞き入っていました。
それぞれの発表内容は次の通りです。
「世界の女性の仕事」について~世界に飛び出してみませんか?~
アメリカ、上海、シンガポール、アフリカ(ケニア)を取り上げ、女性の就職事情や働く環境について調べ、それぞれの国で働く女性の現状や、求められる技術やスキルが異なることを報告しました。
「女性の就職事情」について~働きウーマンになるために~
働く女性に注目し、社会状況や雇用の格差などを調べました。女性が働く上で重視していることは、仕事と家庭のバランスや、育児・介護といった福利厚生制度、セクハラ対策などの職場環境だろうと分析。自分らしさを大切に、やりがいのある仕事を探そうとよびかけました。
「業種」について~自分にあった業種を探しませんか~
女子学生の人気業種の中から、化粧品、新聞、食品、外食・中食、携帯電話を選び、初任給や平均給与、平均年齢などを調べました。そして、福利厚生など女性が働きやすい企業は人気があるのだろうと分析しました。
「職種」について~いろんな業種のいろんな職種~
2業種5企業を例に、具体的に職種(経理、人事、営業、技術など)を抽出して比較。同じ職務内容でも、企業によって肩書きが異なっていたり、同じ職種でも企業によって職務内容が異なっていることなどを報告しました。自分が興味のある職種について、就職活動の早い時期から調べておくと有効、とまとめました。
「履歴書の書き方」について~第一次試験突破はこれで決まり!~
履歴書のどこを企業は見ているのかや、書き方のポイントを実際の書類を使って説明。充分な自己分析を行うこと、自分を過小評価しないこと、限られた文章で自分らしさを表現することなどを解説しました。
「面接」について~みんなが知らない面接事情~
内定を決めた先輩へ実際にインタビューを行い、印象に残った面接や、自己PRの話し方など、具体的な経験を集めました。その中で理解したことから「良い緊張感をもとう」「本当の自分を知ってもらおう」など面接への心がけを6カ条にまとめました。