図書館セミナー「新聞記者に聞く『読み手に伝わる文章の書き方』」が中央キャンパスで開かれました。
2023/11/17
図書館セミナー「新聞記者に聞く『読み手に伝わる文章の書き方』」が11月15日、中央図書館のグローバルスタジオで開催され、約20人の学生や卒業生、教職員が参加しました。
講師は神戸新聞社でシニアアドバイザーとして活躍する三好正文さん。三好さんは卒論やレポートで使える文章作成や取材方法などのポイントについて、新聞記者時代のエピソードを交えながら説明しました。
三好さんは会場を歩き回り、学生にマイクを向けながら「内容を説明するためには何が必要?」などと質問。分かりやすい文章にするポイントとして「一つの段落には一つのコンテンツについて書くこと」「本筋から外れないように全体のテーマを意識すること」を挙げ、取材のときは「現場ならではの情報を具体的に聞き、情景描写を取り入れること」が重要と話しました。
学生たちは三好さんの話に興味津々。三好さんの話に耳を傾け、熱心にメモを取っていました。グループワークでは互いが積極的に意見交換をしました。
セミナーに参加した生活環境学部3年の葉狩わか菜さんは「ゼミでインタビューや文章を書く機会が増え、自分の文章力に不安があったので参加しました。いつも抽象的な質問をして相手を困らせていたので、今日学んだことを今後に活かしていきたいです」と話しました。
三好さんは「学生たちにはとにかく世の中で起こっていることに関心を持ってほしい。一つの情報が多くの物事につながっているので、情報を集める意欲を培ってください」とエールを送りました。
今回のセミナーはレポートや論文、卒論の書き方について個別に相談できる「日本語ライティングデスク」が中央図書館で12月に開設されることに先立ち、開講。11月29日には「レポート作成のための資料の『読み方入門』」が開かれます。申込はこちらから。レポートや卒業論文の作成などでお困りの方は、ぜひご参加ください。