ソフトバンク株式会社との産学連携プロジェクト「ふるさと納税返礼品作成による地方創生事業」がスタートしました。
2024/04/25
English below.
武庫川女子大学は、ソフトバンク株式会社( 以下「ソフトバンク」 )が3月28日に発足させた全国の大学などと連携して社会課題の解決に取り組むコンソーシアム「ソフトバンク社会貢献プログラム産学連携プロジェクト」に参画し、同社との産学連携プロジェクト「ふるさと納税返礼品作成による地方創生事業」をスタートさせました。
ソフトバンクとの産学連携プロジェクトでは、政府が最重要戦略の一つとして掲げている「地域創生(地方創生)」事業について、産学官の連携を促進して地域社会の課題解決を目指します。
まずは、AIを駆使したふるさと納税返礼品開発に学生たちが取り組み、地域課題の解決につなげていきます。学生たちはソフトバンクからサステナビリティや生成AIの活用について学び、ふるさと納税返礼品に力を入れている三重県多気町などでフィールドワークを行って商品開発に取り組み、地元の自治体、高校、企業と連携して、返礼品の完成(製品化)を目指します。
「ふるさと納税返礼品作成による地方創生事業」の内容は下記のとおりです。
第1段階 ソフトバンク提供による講義 「AIの活用について」
第2段階 多気町などの役場担当者から特産品についての講義。
第3段階 AIを活用し、地域の特産品に基づいたふるさと納税返礼品の原案を作成
第4段階 フィールドワーク・原案をベースに地域の高校と返礼品内容をブラッシュアップし、最終製品原案を作成
第5段階 地元町長、商工会などに向け、製品提案
第6段階 ECサイトで販売開始
4月24日には、第1段階の第一回目の授業「ソフトバンクのSDGs(地域貢献)」(SDGsにおいて高い評価を受けているソフトバンク社のSDGsの取り組み)、「生成AI活用入門」(ビジネスに活かせる生成AIスキルを学ぶ)が、本学中央キャンパスで行われ、経営学部の学生らが、講師の西村智秀さん(ソフトバンクCSR本部)の講義を受けました。
「ソフトバンク社のSDGs(地域貢献)」の講義では、西村さんは同社のSDGsの取り組みを解説した後、「持続的な社会の発展と企業の持続的な発展に努めていきたい。みなさんは、日本国内はもとより、世界各地で起きているさまざまな課題に目を向けて、ぜひ、自分たちができることを少しずつでいいので、SDGsに対しての取り組みを行っていただきたいと思います」と学生に呼びかけました。
ソフトバンクとの産学連携プロジェクトを進めている経営学部の谷口浩二助教は「ソフトバンクからサステナビリティや生成AI利用のノウハウを教わり、ふるさと納税返礼品を市場性の高いものにブラッシュアップしたい。このプロジェクトを通じて、地域を活性化できる人材の育成を目指したい」と話しています。
「ソフトバンク社会貢献プログラム産学連携プロジェクト」では、3月28日にソフトバンクで行われた記者会見に本学から瀬口和義学長らが参加しました=写真下段右=。
Mukogawa Women's University has joined the SOFTBANK Social Contribution Program Industry-Academia Collaboration Project, a consortium launched on 28 March by SOFTBANK Corporation (‘SOFTBANK’) to solve social issues in collaboration with universities and other organizations nationwide, and has launched an industry-academia collaboration project ‘Hometown tax return gifts".
The industry-academia collaboration project with SOFTBANK aims to promote collaboration between industry, academia and government to solve problems in local communities with regard to the 'regional creation (local economy)' project, which is one of the top priority strategies of the government.
Students will be working on the development of AI-based hometown tax return gifts to help solve local issues. Students will learn about sustainability and the use of generative AI from SOFTBANK, conduct fieldwork in places such as Taki Town, Mie Prefecture, and work on product development, with the aim of completing (commercializing) the tax returns in collaboration with local authorities, high schools and companies.