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将来のサステナビリティ人材を育成する産学連携プロジェクト「ローソン社に学ぶサステナビリティ:2050年のローソン店舗を構想する」がスタートしました。

2024/06/20

English below. 

 

武庫川女子大学が株式会社ローソン(以下、「ローソン」)と連携し、将来のサステナビリティ人材を育成する産学連携プロジェクト「ローソン社に学ぶサステナビリティ:2050年のローソン店舗を構想する」がスタートしました。

 

プロジェクトは、ローソン社員から店舗開発手法などを学んだ後、店舗出店を考える地方自治体のヒアリング調査を実施して地域課題を明らかにし、その課題を解決し得る店舗を構想してローソンに提案するという企画で、本学学生のほか、武庫川女子大学附属高校、兵庫県立西宮今津高校、兵庫県立洲本実業高校の生徒が参加しています。

 

プロジェクトの第一段階となる講義とワークショップが6月5日、本学中央キャンパスで行われ、ローソン近畿カンパニー近畿エリアサポート部 マネジャーの阿部浩一さんら社員6人が、ローソンのサステナビリティの取り組み、事業概要、店舗開発などについて説明。この後、学生、生徒はグループに分かれて「出店計画~未来のローソン」をテーマにワークショップを行い、グループごとに出店を考える地域、選んだ理由などの検討内容を発表しました。

 

今後は、店舗の企画、調査の手法などについて講義を受け、夏休み期間中の8月から9月にかけてローソンから指定された地方自治体担当者の協力のもとで、「地域フィールドワーク」を実施。各自治体が抱える課題を調査し、地域に必要なローソンの店舗を構想し、年内中に店舗構想をまとめてローソンに提案を行う計画です。なお、「地域フィールドワーク」では、北海道の自治体(北広島市、北斗市)のオンライン講義や現地研修も予定しています。

 

プロジェクトを進める経営学部の谷口浩二助教は「高校生が高大連携プログラムを通じて、大学の授業に参加することで、大学における学習に必要なスキルや知識を事前に習得することができます。この経験は、大学入学後の学習適応を容易にし、学業成績向上に貢献すると考えられます。また、高大連携プログラムを産学連携で行うことで、実際の担当者から店舗開発という実践的スキルを学べるとともに、自身のキャリアについて具体的なイメージをつかむ機会になると考えています」と話しています。

 

プロジェクトに参加している各高校の担当教諭は以下のように話しています。

 

中原知子 武庫川女子大学附属中学高校英語科主任 「来年度から本格的にはじまる高大連携事業のうちのひとつとして、参加させていただいています。大学生とともに授業を受けることで、自分自身の大学での学びのイメージがより明確になり、進路について考える大変貴重な経験にもなっています。また、企業の方から直接貴重なお話をしていただきワークショップに参加することで、大学の先の就職についても考える機会となっています」

 

大嶋洋平 西宮今津高校理科教諭 「本校は総合学科として『好きを力に変える』という目標のもと、『総合的な探究の時間』の学習に力を入れています。今回はその探究の時間をさらに発展させるために、本プロジェクトに参加することにしました。生徒が、大学生、大学教員、社会の第一線で働く大人と交流することで普段の学校現場とは違う見識を広め、経験し、体験することができ、高校生でも社会に貢献できると実感してほしいです」

 

清水真美 洲本実業高校地域商業科教諭 「昨年度、地域探求プログラムとして地元商店街やみかん農園等に地域の課題を調査しに行きました。その活動にもつながる企画だと思いこのプロジェクトに参加することにしました。本学科の名称の通り、地域との関わりを重視した実践活動をより深めることが出来るような活動にしたいと考えています」

 

  Mukogawa Women's University, in collaboration with Lawson, Inc. ("Lawson"), has launched an industry-university collaborative project, "Sustainability Learning from Lawson: Conceptualizing Lawson Stores in 2050", to develop future sustainability personnel.

 

In this project, students learn about methodologies for retail development from Lawson employees, conduct interviews with local authorities that are considering opening new stores, identify regional issues, and then develop a concept for a shop that can solve those issues and propose it to Lawson.

 

Tomoko Nakahara, Chief of English Department, Mukogawa Women's University Junior and Senior High School "We are participating in this project as one of the high school-university collaboration projects that will be launched in earnest from the next academic year. By taking classes with university students, I have a clearer image of what I would like to study at university, and it is a very valuable experience for me to think about my career path. In addition, by listening to valuable talks directly from business representatives and taking part in workshops, the students have the opportunity to think about employment beyond university."

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